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IoTの事例10選!国内最新情報を紹介します

2022.06.29更新

今や身近な存在として有名になりつつあるIoTですが、具体的にどのような用途で使われているのかご存じない方は多いのではないでしょうか。IoTの活用先は多岐に渡りますが、国内・海外でさまざまな製品・サービスが盛んに開発されており、目覚ましい発展を見せています。

そこで今回は、家庭・交通・医療・工場・農業の5分野について、最新の事例を紹介します。

IoTとは何か

まずはおさらいとして、IoTが何かを簡単に解説します。IoTとは「モノのインターネット」と呼ばれ、あらゆるモノをインターネットに繋ぐための機器のことです。

IoTを使うことで膨大なデータが得られるため、さまざまな事象を正確に把握し、サービス品質の向上や遠隔操作による自動化・無人化など近未来の技術を実現できます。

5G通信やAIなど、最新技術によってさらなる発展が見込まれるため、今後爆発的な勢いで普及が進んでいくことが期待されています。

IoTの仕組みについて詳しく知りたい方は「IoTの仕組みやできることとは?分野別の活用事例も紹介します」をご覧ください。

家庭用IoTの事例

それでは、IoTでどのような活用事例があるか具体的に紹介していきます。まずは、家庭で使われるIoT機器の事例です。

パナソニック「スマートHEMS」

パナソニックが提供する「スマートHEMS」は、IoTを用いて家庭の「時短・便利」「安心」「自家消費」を実現するシステムです。HEMSは「ホーム エネルギー マネジメント システム」の略で、家庭で使う電子機器を節電するための管理システムのことです。

スマートHEMSシステムを使うことで、スマートフォンと家電と連携し、外出先から家電の動作状況の確認、遠隔操作などが可能となり、暮らしの利便性や安全性が向上します。

また、家で使っている電力消費量を一元管理して一目でわかるように表示してくれるので、節電意識も芽生えやすくなるでしょう。

Google「Alexa」

「Alexa」は音声による指示を認識して動くスマートスピーカーです。天気を聞く、ニュースを流すなど、スマートフォンやPCで行っていた作業が音声のみで行えます。Alexaにはスマートハブという機能もあり、各種家電の中継機としても動作します。テレビの録画などができるほか、スマートリモコンと連携して家電の遠隔操作も可能です。

「Alexaおはよう」といったフレーズを登録し、一言でカーテンを開け、炊飯器を動かすなど、複数の動作を行わせる応用的な使い方もできます。既に知名度の高いスマートスピーカーですが、できることの幅は徐々に広がっており、さらなる進化が期待できるでしょう。

交通用IoTの事例

続いては、車社会の利便性や安全性を高めるために使われるIoTの事例を紹介します。

トヨタ自動車「T-Connect」

トヨタは「T-Connect」サービスを通して、乗用車のスマート化を行っています。車に乗り込む前に暖房・冷房や曇り取りを行うリモートスタート、最新で豊富な地図情報を提供するコネクテッドナビなど、利便性が格段に向上するのが特徴です。

他にも、緊急時にワンタッチで助けを求められるヘルプネット、メンテナンス状況を遠隔で把握し通知するeケアなど、安全性も高めてくれます。対応車種であればサービスを申し込むだけで簡単に使えるため、自動車において当たり前のように搭載される日は近いかもしれません。

NTTコミュニケーション「Vehicle Manager」

「Vehicle Manager」は、商用車にIoTデバイスを設置することで、運行日報や運転傾向分析、車両稼働実績などを可視化してくれるサービスです。車両の稼働状況を確認して台数を最適化できるのはもちろん、運行日報を自動で作成できるのでドライバーの作業も簡略化できます。

また、急ブレーキや速度超過なども記録し、運転者の運転傾向を可視化することで、適切な運転指導が行えるため、事故の抑止にもつながります。

医療用IoTの事例

医療や介護分野でもIoTは積極的に使われ、日々の健康管理や病気への対処に大きな役割を果たし始めています。

パラマウントベッド「眠りスキャン」

「眠りスキャン」は介護施設などのベッドの下にIoTデバイスを敷き、呼吸や心拍、寝返りなどの動きを検知することで、入居者の睡眠や健康状態を把握できる製品です。デバイスで得たデータはリアルタイムでパソコンやタブレットに送信され、可視化できます。

緊急時に素早く対応できるようになるほか、平時でも健康状態の変化を見える化でき、適切なケアを行えるのがメリットです。入居者の睡眠状況から生活リズムを把握でき、安心して見守りができるため、職員の負担軽減にもつながります。

富士フイルム「SYNAPSE Case Match」

「SYNAPSE Case Match」は、過去の症例をビッグデータ化し、撮影したCT画像に似たデータをAIが検索、病名の候補として提案してくれるサービスです。

本サービスは2014年にリリースされたもので、肝臓がん、びまん性肺疾患など診断できる疾患は限られています。また、2017年にアップデートされて以降は更新されていません。

しかし、現在は症例のAI診断に注目が集まっており、類似のサービスでも別部位のがんを始め、さまざまな疾患を見つけられるような研究が進んでいるため、今後の発展が期待される分野です。

工場用IoTの事例

工業分野では、工場の省人化や生産効率・品質向上に向けたIoTシステムが多数開発されています。

日立製作所「Lumada」

「Lumada」は、工場のスマート化を実現できるIoTプラットフォームです。工場に設置されている各種センサーなど、IoTデバイスで得られる情報を収集、一元管理して工場の見える化を行います。

同時に、AIを用いた分析を通して現状の課題を把握し、生産性向上、在庫最適化、ビジネス戦略の立案などにも貢献します。半導体や家電工場、精油所など多くの分野で導入実績があるのも特徴です。

デンソー「Factory-IoTプラットフォーム」

デンソーは、130にものぼる自社生産工場をIoTでつなげるクラウドネイティブプラットフォームを開発し、活用しています。組織内で誰もが閲覧できる、単一のクラウド上に全てのIoTデータを収集したもので、自動車サプライヤー内で初めて内製したIoTプラットフォームです。

世界中の工場の生産状況をリアルタイムに把握できるほか、独自のソフトウェアを使えばデータを改善活動に役立てられるため、高い自由度で効率性や品質、コスト削減の向上を実現できます。オープンプラットフォームとなっており、開発後もさらなる進化を進められる土壌があるなど、内製ならではの強みも持っています。

農業用IoTの事例

農業分野では、今まで管理が難しかった農作業の見える化や省力化を実現するIoTサービスが開発されています。

クボタ「KSAS」

農機具メーカーのクボタは、IoTを使ったスマート農業の実現に向けて、農作業の見える化や機械の自動化による省力化など、さまざまなサービスを提供しています。中でも「KSAS」は、クラウドを利用した圃場の管理や作業計画、作業履歴の蓄積により、農作業を簡単に管理できるのが特徴です。

また、農業機械と連携して農作業のデータを取得することで、機械の稼働効率向上、収穫・品質の改善といった提案も行い、農業の最適化に向けたサポートも行えます。

NTT e-Drone Technology「おまかせeドローン」

「おまかせeドローン」は、ドローンを使って、農薬散布や測量、農地作付状況の確認、インフラ確認など、農業にかかわるさまざまな作業を行うサービスです。作業者を派遣する形なので依頼者はスキルを保有していなくとも問題なく、ドローンのログを使って報告書を作成できるというメリットもあります。

農業のスマート化による人手不足の解消を実現するうえで、非常に有用なサービスといえるでしょう。

まとめ

今回は、5つの事業分野におけるIoTサービスの事例を10個紹介しました。紹介した事例のように、IoTを用いたサービスはさまざまな分野の利便性や安全性、生産性を高める役に立っています。

しかし、IoTサービスはまだ発展途上であり、今後も目覚ましい進化を遂げることが予測されます。事業や日々の生活をより実りあるものに変えるためにも、最新の動向を定期的にチェックしておきましょう。

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