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  • EMCエンジニアのスキルと経験を活かしてキャリアアップするには?
  • EMCエンジニアのスキルと経験を活かしてキャリアアップするには?

    2024.08.28更新

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    この記事を書いた人

    機電系専門ライター Div.長谷川

    長谷川

    FREE AID編集部 機電系専門ライター Div.
    アナログ回路設計・営業を経験した後ライター&ディレクターとして独立。
    電気電子・ITジャンルを得意とし、正確で分かりやすい情報の発信を行っています。

    ノイズ対策のプロフェッショナルとして活躍するEMCエンジニア。かなりレアな職種ですが、どのようなキャリアアップの道があるのでしょうか。本記事では、EMCエンジニアのキャリアパスなどを分かりやすく紹介します。

    EMCエンジニアとは

    まずはEMCに詳しくない人に向けて、EMCエンジニアとは何かを解説します。そもそもEMCとは「電磁両立性」のことで、電子機器の電磁波に対する性能を示す言葉です。EMC性能は、外部の電磁波から影響を受けない「EMS」と、外部に悪影響を及ぼす電磁波を放出しない「EMI」の両方を兼ね備えていることが求められます。

    このEMC性能は目で見えないため対策が難しく、さらに電子部品や銅箔パターン、筐体の構造などを少し変えただけで大きな差がでるなど問題が生じやすいです。そのため、EMCに詳しい専門のエンジニアが活躍しています。

    EMCエンジニアが活躍できる場所

    続いて、どのような場所でEMCエンジニアが活躍しているかを紹介します。

    メーカーの設計開発職

    まず、最も多いのは電子機器を作っているメーカーの設計開発職です。メーカーでは新しい製品を開発するたびにEMC性能を詳細に設計・検査する必要があるため、EMCに詳しいエンジニアに対する需要は常に存在しています。ただ、メーカーではEMCのみを扱うだけでなく、電子機器全般を設計する能力も問われることから、EMC専門のエンジニアを求めることはあまりありません。そのため、電子回路の設計技術と共にEMCの深い知識も持っているなら、非常に重宝される存在として活躍できるでしょう。

    EMC対策専門企業のエンジニア

    EMCの対策は非常に難易度が高いので、メーカーによってはEMC対策専門の会社に試験と対策を委託することがあります。そんな業務を受託するEMC対策専門企業では、EMC対策に詳しいエンジニアの需要があります。EMC対策に特化して仕事をしたい人に向いた職場ですが、企業の数は少ないのでエンジニアの需要も少なくなります。

    EMC試験サイト

    EMC試験の環境は非常に大規模なので、ほとんどの企業ではEMC試験サイトを借りて試験を行うのが一般的です。そんなEMCサイトでは、試験設備の管理や試験の実施、報告書の提出を行うエンジニアが求められるため、EMCエンジニアが活躍しています。試験サイトは全国でも数が少ないですが、常にEMCと密接にかかわる仕事が行えます。

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    EMCエンジニアのキャリアアップに役立つ資格

    EMCエンジニアがキャリアアップしていくには、EMCに関する様々な知識を学び、実践してスキルを高めるほかありません。ただ、スキルの高さをどのようにアピールするかでも待遇に差が出るので、資格を取得し客観的にスキルを証明していくことも重要です。そこで、EMCエンジニアに役立つ資格を紹介します。

    EMC設計技術者資格

    一つ目の資格は「EMC設計技術者資格」です。EMC設計技術者資格は、EMCの原理・原則を理解し適切な対応力を持っていることを証明するために作られた国際的な資格です。EMCエンジニアとしての総合的な能力を示せるほか、上級レベルである「シニアEMC設計技術者資格」に合格すれば、専門家として深い知見があることも示せます。EMCに特化した資格はこれ一つなので、EMCエンジニアとして積極的にキャリアアップを目指すなら必須の資格といえるでしょう。

    陸上無線技術士

    無線通信の操作を行うために必要な資格「陸上無線技術士」もEMCエンジニアに役に立ちます。陸上無線技術士を取得するためには様々な無線技術について学ぶので、電磁波の特性をより深く理解できるようになります。EMCに直接関係ない資格ではありますが、EMC設計技術者資格よりも認知度が高く、難易度も高いので、一定のアピールにもなるでしょう。

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    EMCエンジニアのキャリアパス

    EMCエンジニアになれた後、どんなキャリアの方向性があるのでしょうか?主なキャリアパスの選択肢を紹介します。

    EMCスペシャリスト

    EMCのスキルを極めていき、EMCのスペシャリストとして活躍するのが王道のキャリアパスです。スペシャリストという職種自体はありませんが、EMCに対する規制を深く理解していたり、対策のノウハウを豊富に持っていたりすることで、エンジニアが頼れる存在として活躍できます。

    EMCコンサルタント

    EMCについての深い知識を持っているなら、メーカーにEMC設計のノウハウを提供する、EMCコンサルタントとして活躍していくこともできます。メーカーの設計内容を見て対策すべき点を見つけるスキルと、それを正しく伝える高いコミュニケーション力が問われるため難易度は高いですが、その分よい待遇を受けることができます。また、製品のコンサルティング以外にも、講師としてEMCの教育に携わるといった業務にも関われるでしょう。

    フリーランスへの転向

    エンジニアにとって、フリーランスになるのもキャリアアップの一つの選択肢です。EMCエンジニアにはフリーランスとしての働き方が浸透していないため馴染みが無いと思いますが、フリーのEMCコンサルタントとして活躍するなどの道もあります。特に、働く時間を自由に決めて仕事したい場合や、より高い待遇を求めていくなら、フリーランスになることも視野に入れておくと良いでしょう。

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    自分で営業を行うのも良いですが、継続するのは簡単ではありません。一方「FREEAID」なら、商談から教育まで、フリーランスとしての活動をフルサポートする「MESS契約」という方式があるため、安心してフリーランス活動が行えます。

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    関連記事:  CMOSセンサーってなに?CCDとの違いなどを解説!

    まとめ

    今回は、EMCエンジニアのキャリアアップに関する情報をお伝えしました。EMCエンジニアはノイズ対策のプロフェッショナルとして活躍する職種で、電子機器に関わる様々なメーカーで求められています。多くは電子回路設計のスキルも求められますが、両方のスキルを持っていれば高い待遇が得られるほか、フリーランスとして働ける可能性もあります。なお、フリーランスが気になる方は、機電系エンジニアの求人に特化した「FREE AID」をご活用ください。まずは案件の有無も含め、一度問い合わせをしてみることをおすすめします。

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