フリーランスエンジニアの年収相場はいくら?転職者必見の年収アップのコツもご紹介!
2024.08.02更新
機電系エンジニア必見!!貴重なフリーランス案件はこちら ▶専門技術を駆使し、自分の好きな時間・場所で働ける「フリーランスエンジニア」。魅力たっぷりの仕事ではありますが、なかには年収や業務内容が気になる方も多いのではないでしょうか?今回は、フリーランスエンジニアの年収をご紹介します。年収アップのコツなどもまとめていますので、ぜひご覧ください。
業界でのフリーランスエンジニアの年収相場は?
①システムエンジニアは550万円程度
フリーランスエンジニアのなかでも、特定のソフトウェアの設計に携わる「システムエンジニア」の場合、平均年収は550万程度となっています。担当する案件の難しさや、プログラミング能力の高さによって、年収がさらにアップする点も特徴です。
しかしフリーランスの場合、プログラミングのみを担当していると、年収アップに繋がりにくくなることもあるため、業務の幅を広げていきましょう。
②ネットワークエンジニアは600~700万円
ネットワークシステムの構築・保守を担当する「ネットワークエンジニア」の場合、平均年収は600~700万円です。ネットワークシステムは構築・保守・運営などの多彩な業務があるため、長期・常駐案件が多い傾向にあります。
そのため、フリーランスエンジニアが受ける業務のなかでも、年収の相場が高く、比較的安定した需要がありますよ。
③データベースエンジニアは500~600万円
データベースの設計・開発・運用を行う「データベースエンジニア」の場合、平均年収は500~600万円です。データベースとは、多彩な情報を蓄積・整理したもので、検索やアクセスをより簡単にするために必要なものとなっています。
データベースの設計だけでなく運用・最適化などといった、長期に渡って行う業務もあることから、常駐案件も多く存在しています。また、ITシステム全体のプログラミング・メンテナンスなどを兼任する場合もあるため、比較的安定した収入が見込める点も魅力です。
④Webエンジニアは500~600万円
Web上のあらゆるシステムやアプリの開発を行う「Webエンジニア」の場合、500~600万円程度が年収の相場となっています。システムの構築だけでなく、Webサイトのデザイン・情報の操作などの様々な業務があるため、多彩な知識とセンスが必要です。
サイトデザインや簡易なプログラミング作業を担当する場合、Webデザイナーの技術を持っておくことで、更なる年収アップが見込めます。
⑤マークアップエンジニアは500万円前後
プログラミング言語を使ってWeb制作を行う「マークアップエンジニア」の場合、500万円前後が年収の相場でとなっています。HTMLやCSSなどといった、基礎的な言語を使って業務を行うことから、エンジニア業務のなかでも短期・単発の仕事になりやすい点が特徴です。
また、テスト作業がメインの場合は、400万円程度の年収になることも少なくありません。
年収が高いフリーランスエンジニアの主な業務内容・分野は?
①ネットワークの構築・保守
1つ目は「ネットワークの構築・保守」という内容です。ネットワークシステムは構築するだけでなく、運営中のトラブル予防に関する業務も担当します。また、サイバー攻撃などが問題視されている昨今では、セキュリティ対策・最適化なども行うことも少なくありません。
豊富な業務を担当することから、現場で高い需要があるとともに、年収が高くなりやすい分野です。
②プロジェクト管理を行う「プロジェクトマネジメント」
2つ目は「プロジェクトマネジメント」という内容です。通常のエンジニア業務に加え、1つのプロジェクトのリーダーとしての役割を担います。実際の現場では、開発に関する業務の進捗管理・立案などを行うのが主な業務内容です。
フリーランスエンジニアが担当することは少ないですが、プログラミング技術に加えて高いマネジメント能力が必要なため、年収が高くなる傾向にあります。
③海外との橋渡しをする「ブリッジSE」
3つ目は「ブリッジSE」という内容です。一般的なエンジニアとしての業務に加え、海外の企業やクライアントとの仲介役を担います。そのため、開発に関する技術に加え、語学力・異文化理解・コミュニケーション能力が必要です。
特に昨今は、海外の企業と連携して1つのプロジェクトを進めることも多いため需要が高く、年収が1000万円以上になることも少なくありません。
④未経験からでも始めやすい「マークアップ」
4つ目は「マークアップ」という内容です。一般的なエンジニアのイメージともいえる、プログラミング言語を活用したWeb制作業務全般を指します。作業内容としては、他の業務に比べて簡単なものが多いことから、クラウドサービスなどでも数多くの案件が掲載されているのが魅力です。
1つひとつの案件に対する報酬は安い傾向にありますが、案件数が多いことから、数をこなすことで報酬・信頼のアップにつながります。これから実績を積もうと考えている未経験者・初心者エンジニアにおすすめです。
企業からフリーランスエンジニアに転職する時に知っておきたい注意点は?
①収入は安定しない
会社員エンジニアの場合、雇用されている会社から毎月定まった給料が払われることから、安定した収入を得ることができます。しかしフリーランスの場合、基本的にはプロジェクトごとに契約を結ぶうえ、報酬自体は出来高制であることがほとんどです。
そのため、仕事をすればするほど収入が増える反面、抱えている案件がなくなってしまい、突然収入がゼロになることも少なくありません。そのため、収入がなくなるのを防ぐためにも、1つの案件に絞らず、複数の取引先を持っておくことが大切です。
②福利厚生・保障がない
会社に雇用されている会社員とは異なり、フリーランスエンジニアは基本的に「業務委託」という形態で仕事を行います。そのため、もし突然病気やケガなどで仕事ができなくなっても、契約している会社からの福利厚生・保障がありません。
仕事ができない期間が長くなる分、確実に収入が減ってしまうという点には注意が必要です。
③スキルがなければすぐに契約を切られることもある
クラウドサービスで展開されている求人・案件のなかには「未経験OK」と書かれているものも少なくありません。しかし、フリーランスを活用しようとする企業は基本的に「即戦力」となる人材を求めている傾向にあります。そのため、クライアント側が求めているスキル・技術レベルに達していない場合、すぐに契約を切られることも少なくありません。
そのため、フリーランスエンジニアとして活動する際には、クライアントのニーズを考えて作業するだけでなく、常に開発技術・スキルの向上に努めることが大切。また、契約時に自分のスキルをアピールできるように、ポートフォリオ(=見本)を作成しておくことで、ニーズとスキルの相違を防ぐことができます。
④業務以外の雑務が増える
会社員エンジニアの場合、経費計算・確定申告などといった業務以外の雑務は、専門の部署や上層部が担当するのが一般的です。しかしフリーランスは「個人事業主」の一環であるため、全ての雑務を自分で行う必要があります。また、実際の業務に取り掛かる前の営業活動・報酬交渉などについても同じです。
初心者フリーランスの場合は特に、エンジニアとしての実際の業務に比べて、他の雑務にかかる時間の方が長くなってしまうことも。より本来の業務に集中できるように、確定申告・経費計算ソフトを活用することをおすすめします。
フリーランスエンジニアの年収をアップさせるコツとは?
①クライアントの信頼獲得を優先する
1つ目は「クライアントの信頼獲得を優先する」というコツです。会社員エンジニアの場合、会社の知名度の高さで依頼をするクライアントも多くいます。しかしフリーランスエンジニアは、本人の開発技術だけで、信頼できるかどうかを判断されます。クライアントから「この人なら任せても大丈夫」と思ってもらえれば、より多彩な開発業務に携われることも少なくありません。
そのため、まずはクライアントから仕事を任せてもらえるエンジニアを目指しましょう。できるだけ丁寧・迅速に業務を進めるとともに、クライアントの要望をしっかり傾聴することが重要です。クライアントと良好な関係を築けるようになれば、報酬の相場に関する交渉もしやすくなります。
②仕事を取捨選択をする
2つ目は「仕事を取捨選択をする」というコツです。常に収入が安定しないフリーランスエンジニアの場合「仕事は多ければ多いほど良い」というイメージを持つ人も少なくありません。しかし、業務内容と所要時間のバランスが悪い仕事の場合、労力に報酬が見合っていないというトラブルの原因にもなることも考えられます。
平均報酬が少ない仕事に長い時間をかけるよりも、報酬の高い業務にじっくり時間をかける方がより収入アップに繋がります。もちろん、初心者フリーランスエンジニアの場合、まずは様々な業務にチャレンジすることが重要ですが、ある程度やり方に慣れてきたら、思い切って仕事を選ぶことも大切です。
③フリーランス向けエージェントを利用する
3つ目は「フリーランス向けエージェントを利用する」というコツです。「エージェント」とは、会社と労働者の仲介を行うサービスのことで、営業が苦手なフリーランスにとっては頼りになる存在といえます。案件の提供だけでなく、報酬相場の交渉も担当してくれるため、より報酬アップに繋がりやすい点が魅力です。
エージェントによって、得意とする案件のジャンルやサービス内容が違う点には注意しましょう。事前に各エージェントの活動内容・抱えている案件の種類などを見比べてから、自分に合うものを活用することが大切です。
④難易度の高い資格を取得しておく
4つ目は「難易度の高い資格を取得しておく」という方法です。特定の資格がなくても、フリーランスエンジニアになることは可能ですが、資格を取得することで、自分のスキルをクライアントにアピールすることができます。
特にエンジニアの仕事は専門性が高いため、開発技術に関する資格を持つことで、多彩な業務を任せてもらえることも考えられます。
フリーランスエンジニアの年収アップが見込める資格・経験一覧!
①Linux技術者認定資格
世界的に人気のプログラミングOS「Linux」の活用スキルを証明する資格です。大きく分けて、世界共通の「LPIC」と国内向けの「LinuC」の2種類が存在しており、それぞれ3つのレベルに分けられています。
特に「LPIC」は世界180ヵ国で展開されているため、国内だけでなく、海外の企業でエンジニアとした働く時にも活用できますよ。
②オラクルマスター
世界でトップクラスのシェアを誇る「オラクル社」のソフトに関する知識・活用スキルを証明する資格です。データベースの管理やバックアップに関する内容が出題されるのが特徴といえます。
特にデータベースエンジニアとして活動したい、フリーランスの方のスキルアップにおすすめです。
③AWS認定資格
ビジネスで多く活用されているクラウドサービス「アマゾンウェブサービス(AWS)」の活用スキル・専門知識を証明する資格です。
一度試験に合格しても、3年ごとに更新する必要があるため、常にスキルを磨き続けているというアピールにもなります。
④ITストラテジスト試験
情報処理推進機構(IPA)が実施する試験で、エンジニアとしての技術・知識に加えて、マネジメントや経営の知識も証明できる国家資格です。
合格率が14%と低く、出題される問題のジャンルも多彩なため、会社員エンジニアからフリーランスへ転職する時などで持っておくと、よりクライアントから注目されます。
⑤TOEIC
世界150ヵ国で実施されている、国際コミュニケーション英語能力テストです。リスニング・読解・会話・ライティングという4つの分野が展開されており、世界で通じる英語力を証明できます。英検とは異なり、合否の代わりにスコアで結果が発表される点が特徴です。
特に730点以上のスコアがあれば、ブリッジSEとして活躍する時のアピールポイントになります。
プロのフリーランスエンジニアになって年収アップを目指そう!
フリーランスエンジニアは、会社員エンジニアよりも実力主義の世界と言っても過言ではありません。そのため、様々な資格・テクニックを習得しておくことで、年収アップにも繋げられます。
これからフリーランスエンジニアとして活躍しようとしている方は、ぜひ今回ご紹介したポイントを参考にしてみましょう。
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