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設備保全エンジニアがフリーランスになるのは難しい？仕事内容なども含めて解説！

設備保全エンジニアがフリーランスになるのは難しい？仕事内容なども含めて解説！

2024.01.29更新

この記事を書いた人

長谷川

FREE AID編集部機電系専門ライター Div.
アナログ回路設計・営業を経験した後ライター＆ディレクターとして独立。
電気電子・ITジャンルを得意とし、正確で分かりやすい情報の発信を行っています。

メーカーの生産ラインを維持する上で欠かせない存在の設備保全エンジニアですが、フリーランスとして働けるイメージをお持ちの方はいないのではないでしょうか。本記事では、設備保全エンジニアがフリーランスになれるかを知りたい方に向けて、仕事内容など基本的な内容も含めて解説します。

この記事の目次

設備保全エンジニアは機械の保守・修理を行う職種

設備保全エンジニアとは、生産ラインを常に稼働状態に保つための保守・修理を担当する職種です。設備の保守は予防保全とも呼ばれ、設備が破損しないように定期的な部品交換・メンテナンスを計画し、実行する仕事となります。

一方、設備が故障した際の修理は事後保全とも呼ばれ、迅速かつ確実に設備を修理し、一刻も早く生産ラインを復旧することが求められます。また、最近ではIoTと組み合わせ、設備の状態をリアルタイムに把握して、より最適なタイミングでメンテナンスを行う予兆保全も一般的になりつつあります。

設備保全エンジニアに求められる能力

設備保全エンジニアとして活躍するには、さまざまなスキル・能力が必要です。ここでは中心となるスキルについて解説します。

機械・電気設備に関する知識

設備保全エンジニアにとって、設備に関する機械・電気的な知識は重要です。特に故障が発生した際は機械の構造や電気配線などを理解して対策を行うことになるため、図面を読み解く能力は重要です。

また、機械や電気の知識をもとに、設備がどのように動いているか理解できていると、故障の原因が分からない時にもある程度の当たりを付けられたり、メーカーとのやり取りがスムーズになったりします。そのため、少なくとも基礎的な知識は得るようにしておくとよいでしょう。

シーケンス図に関する知識

設備保全エンジニアには、シーケンス図を読み解く知識も求められます。装置の電気制御はシーケンス図で図示されているため、それを理解できないと不具合の原因調査ができない場合があります。メーカーとのやり取りでもシーケンサの信号を尋ねられることが多いので、少なくともある程度読み解けるようにしてください。

慎重さ・集中力

設備保全エンジニアにとって、慎重さと集中力も欠かせません。保全・修理作業で設備に触れる場合、安全性が担保されていない状況での仕事となるため、労災にならないよう慎重に作業を行わなければなりません。

また、一つのミスが企業の生産性に多大な影響を与えてしまう可能性があるため、ミスを減らして仕事を遂行する集中力も必要です。特に仕事に慣れた時が危ないので、常に意識できるようにしましょう。

設備保全エンジニアは需要の高い仕事

このように、設備保全エンジニアには機械・電気の知識が求められる上、大変な仕事でもあるので、エンジニアの数は多くありません。しかし、メーカーにおいてはほぼ必須となる存在なので需要は常に多く、人手不足になりやすい職種だといえます。そのため、設備保全エンジニアとして高いスキル・経験を持っていれば、さまざまな場所で活躍できる存在となるでしょう。

設備保全のフリーランス案件はほぼない

このように、人材不足になりやすく将来性のある設備保全エンジニアですが、フリーランスとしての案件はほとんどありません。これは、今までフリーランスとして働くという常識が無かったことが大きな理由です。ただし、フリーランスとしての働き方が一般的になってきていることもあり、今までフリーランスとしての案件が無かった製造業のエンジニアについても、案件が増加してきている傾向にあります。

そのため、今後は設備保全エンジニアについても、フリーランスの案件が登場していくことが期待できるでしょう。現在でも若干数のフリーランス案件が存在するので、気になる方は求人サイトに問い合わせてみて下さい。