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  • 「RPA技術者検定」取得のメリットは?試験概要から資格の勉強法まで解説!
  • 「RPA技術者検定」取得のメリットは?試験概要から資格の勉強法まで解説!

    2024.08.06更新

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    この記事を書いた人

    機電系専門ライター Div.長谷川

    長谷川

    FREE AID編集部 機電系専門ライター Div.
    アナログ回路設計・営業を経験した後ライター&ディレクターとして独立。
    電気電子・ITジャンルを得意とし、正確で分かりやすい情報の発信を行っています。

    多くの業務を自動化できるRPAツールの知識は、様々な職場において重宝されるスキルの1つです。そんなRPAツールの活用技術をアピールできる資格こそ「RPA技術者検定」です。今回は、RPA技術者検定の概要とともに、試験突破のための勉強方法などもご紹介します。

    RPA技術者検定の試験概要は?

    RPAツールに関する知識・技術レベルを認定する試験

    RPA技術者検定は、株式会社NTTデータが展開する検定試験です。試験の概要として、業務の自動化をするにあたって必要なスキル「RPA」の知識・活用技術が問われます。実際の試験では、数あるRPAツールのなかでも、国内で特に支持されている「WinActor(ウィンアクター)」に関する問題が出題されます。

    「WinActor」とは、NTTグループが開発した純国産RPAツールであり、通信業やサービス・インフラ業を中心に、多彩な業種で取り入れられているツールです。対応可能なアプリケーションに制限がないので、WordやExcelなどに取り入れて事務作業を自動化している会社も存在します。

    「WinActor」の知識は、IT関連の知識がないユーザーでも活用しやすく、他のRPAツールを導入・活用する時にも応用できます。そのため、RPAツール全般の知識を深めたい場合にはぴったりな検定試験です。

    受験資格・難易度が違う2種類の資格がある

    RPA技術者検定資格には、初心者向けの「アソシエイト」と、経験者向けの「エキスパート」という2種類の資格が存在します。それぞれ受験資格・難易度・出題範囲など、試験内容が一部異なっているため、エンジニアのスキルアップには持ってこいの資格の1つと言えます。各レベルの受験資格の概要は、以下の表でまとめていますので、参考にしてください。


    RPA技術者検定の各レベルの受験資格

    • アソシエイト:WinActorの基礎知識を有している方・基礎知識を体系的に学びたい方
    • エキスパート:業務上でWinActorの活用経験がある方・WinActorを使ったトラブル対応の経験がある方

    検定形式は選択式問題が基本ですが、上級資格であるエキスパートは実技試験が追加されています。そのため、RPAをこれから扱っていく初心者は、まずアソシエイト資格の取得から目指していくことをおすすめします。

    合格基準は正答率7~8割以上

    RPA技術者検定は、例年合格のボーダーラインも高めになっています。資格の種類や年度によって少し変動しますが、選択式問題の場合、正答率7~8割が合格基準です。

    また、エキスパート資格では、選択式問題・実技試験のそれぞれに合格基準が設けられています。資格の取得には、それぞれの基準を満たす必要があるため、より試験内容・合格が難しくなっています。

    RPA技術者検定資格を取得するメリットとは?

    ①WinActorの知識・スキルの証明になる

    RPA技術者検定で採用されているWinActorは、対応可能なアプリケーションに制限がないのが特徴です。そのため、会社によってはWordやExcelなどのオフィスソフトに取り入れて、事務作業などの効率化を考えていることもあります。

    しかし、RPAツールを導入している会社であっても、RPAに関する資格・知識を持つ人材が必ずしも常駐しているわけではありません。そのため、RPA技術者検定資格を取得しておけば、RPAに関する知識・活用スキルがあることを会社にアピールできるというメリットがあります。RPAツールを使った仕事を獲得できたり、昇給・キャリアアップにつながる場合も多いです。

    ②エンジニア人材としてのアピールポイントになる

    業務時間の効率化に伴い、RPAツールの活用スキル・資格を持つ「RPAエンジニア」の需要も高まりつつあります。しかし会社によっては、自社でRPAエンジニアの育成が難しい場合も多く、RPA活用時のトラブルに上手く対応できない場合も多いです。

    そういった際にRPA技術者検定資格を取得しておけば、RPAツールの活用方針に沿って正しいシステムの要件定義ができるようになります。そのため、将来的にRPAエンジニアとして活躍できる可能性があります。

    ③より多彩なロボット・ツール開発に挑戦できる

    RPAツールの知識は、ロボット・ツールの開発においても活躍してくれます。同じ自動化ロボットを作成する場合でも、作業環境や内容によって必要なスペックやシステムは同じとは限りません。そのため、RPA技術者検定資格を持っていれば、ロボット・ツール開発におけるアイデアの柔軟性を高めることができます。

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    RPA技術者検定試験を突破するための5つの勉強法

    ①RPA技術者検定の入門講座に参加する

    初めてRPAツールの勉強をする場合は「RPA入門講座」に参加し、資格取得に必要な基礎知識を身につけましょう。「RPA入門講座」とは、試験を運営している株式会社NTTデータが実施する基本講座です。WinActorの概要・使い方の基礎が学べるうえ、講座終了後には学習のまとめとして試験が実施され、正答率8割以上であれば「合格」と判定されます。

    受講は無料で、受験資格の制限もありません。インターネット環境があれば、いつでも・どこでも受けられるため、RPに関する知識が全くない方には特におすすめの勉強方法です。

    ②参考書を活用する

    独学でRPA技術者検定資格の取得を目指す場合には、参考書を活用してみましょう。WinActorは、国内でも高いシェアを誇っていることから、書店でも数多くのテキストや問題集が展開されています。NTTデータの公式サイト「COBOTPIA GYM」では、資格取得にぴったりなテキストが掲載されているため、ぜひ参考にしてみましょう。

    参考書での勉強は、問題集の解説を通して知識を定着させていくスタイルが基本で、分からないことがあっても質問が難しい傾向にあります。そのため、ある程度基礎知識が定着している方や、RPA技術者検定を受験したことがある方向けの勉強方法です。

    ③eラーニングを活用する

    自分の習熟度に合わせて勉強したい方は「NTTデータのeラーニング」を活用してみましょう。試験を運営しているNTTデータは、様々な学習機関との連携によって資格のレベルに合わせた有料講座を実施しています。自分で実際にシステムを作成するだけでなく、導入・トラブル時の対応方法など、実際の現場でも活かせる技術を習得できます。そのため、スキルアップのために資格取得を考えている方向けの勉強方法です。

    ④WinActorを実際に動かしてみる

    WinActorの基礎知識が定着した方なら、実際にソフトを活用してシステムを作成してみましょう。WinActorのソフトにはチュートリアルが用意されているため、慣れないうちはこちらを何度も操作し、基本的な使い方を習得することが大切です。

    ⑤総仕上げには過去問がおすすめ

    選択式問題の突破に必要な知識を定着させたいなら、実際の試験問題が掲載されている過去問がおすすめです。制限時間を設定して挑むことで、本試験に近いスタイルで勉強を進められます。過去問を入手して、資格取得の基準である正答率7~8割以上を目指しましょう。

    関連記事:  組み込みエンジニアが取得するべき資格を紹介!

    【種類別】RPA技術者検定試験の勉強テクニックを解説!

    アソシエイト資格は基礎知識をしっかり定着させること

    アソシエイト資格は、受験資格にRPA初心者も入っているためか、試験内容は入門講座などで学習できる基礎知識が中心です。試験問題は全50問で構成されており、以下のようなジャンル・内容が出題範囲となっています。


    RPA技術者検定(アソシエイト)の主な出題範囲

    • WinActorの概要(10問)
    • WinActorの機能・使い方(20問)
    • シナリオ作成に関する知識(20問)

    出題形式も、記載されている設定方法や操作説明のうち正しいものを選択するものが多い傾向にあります。そのため、講座や参考書の内容を何度も復習し、基礎知識をしっかり定着させれば資格取得は難しくないと言えるでしょう。。

    エキスパート資格はソフトを動かす練習を重ねよう

    業務上でWinActorの活用経験がある人向けの資格である分、エキスパート資格はアソシエイト資格に比べて応用・実践的な内容になっています。実際にパソコンを使って問題を解くだけでなく、新規のシナリオ作成・修正も行います。出題範囲も広がっており、以下のような構成になっています。


    RPA技術者検定(エキスパート)の主な出題範囲

    • WinActorの基本機能を使ったシナリオ作成・修正
    • Webサイトの検索・情報収集・更新に関する問題
    • データ投入・転機作業に関する問題

    資格取得にはWinActoreで設計・テストを行うので、プログラミング知識やシステム開発に関する知識も必要です。また、エキスパート資格は実務試験もクリアする必要があるため、実際にWinActorを動かす練習を重ねることが大切です。

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    RPA技術者検定試験を受験する時の注意点は?

    ①受験時にはZoomへの参加が必要

    RPA技術者検定試験は毎年インターネット上で実施されており、受験時は会議ツールの「Zoom」へサインインする必要があります。その際には、NTTデータが展開する「DXマーケットプレイス」に登録したメールアドレスと受験票・本人確認書類を用意しておきましょう。当日忘れてしまうと受験できなくなるため、操作するパソコンの近くに置いておくと安心です。

    ②事前接続時と試験時ではID・パスワードが異なる

    RPA技術者検定を受ける場合、試験前日までに仮想デスクトップへ接続し、動作確認を行う必要があります。その際、接続ID・パスワードが発行されますが、動作確認時・本試験では使用するIDやパスワードが異なるため注意してください。

    また、試験当日のガイダンス中にも仮想デスクトップへの接続は可能ですが、不正防止のためにも必ず監督者からの合図・指示に従いましょう。本試験時に間違ったID・パスワードを入力してしまうと受験ができなくなってしまうため、必ず正確に入力する必要があります。

    ③試験時にはミュートの解除・ビデオ機能をオンにしておくこと

    試験時に使用するZoomでは、電話や会話による解答の教え合いを防ぐために、音声・映像は必ずオンにしなければなりません。会社・事務所での団体受験の場合でも同様で、会話をしている場合は受験資格をはく奪される可能性もあるため注意しましょう。

    関連記事:  Webディレクターってどんな仕事?業務内容やなるために必要な技術や経験を解説

    自分に合った学習方法でRPA技術者検定資格の取得を目指そう!

    多くのメリットを持つRPA技術者検定資格は、様々な業務を効率化するうえで今後さらに重宝されていく資格と言えます。更なるキャリアアップを考えている方は、ぜひ自分に合った学習スタイルでRPA技術者検定資格の取得を目指しましょう。 

    電子工学・電気工学の専門知識が欲しいときは

    電子回路の知識や組み方を勉強し、自分でものづくりができれば良いですが、知識や技術を身に着けるまでにはやはり時間がかかります。しかし、機電系のエンジニアは会社に属していることが多く、頼みづらいと思うこともあるのではないでしょうか。
    電子工学や電気工学の専門的な技術・知識が欲しい!という方におすすめなのがFREE AIDです。

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