• TOP>
  • 記事一覧>
  • 機械設計のフリーランスって?案件獲得の仕方や実績を出す方法を知ろう!

機械設計のフリーランスって?案件獲得の仕方や実績を出す方法を知ろう!

2022.09.21更新

今回の記事では「機械設計フリーランスになりたい」「機械設計フリーランスはどのようにして案件を獲得するの?」 という考えを持った方に情報をお伝えしています。機械設計フリーランスの仕事内容や案件の獲得方法、実績の示し方がわかりますよ。ぜひ、フリーランスへの転身も視野に入れてみてはいかがでしょうか。

機械設計フリーランスの仕事内容

機械設計フリーランスとは機械設計を主な仕事とする個人事業主のことを指します。機械設計とは機械の仕組みを作ったり、効率よく動くようなメカニズムを考える仕事です。機械といっても様々です。

例えば、パソコンやスマートフォンなど常に手元に持っておけるようなものから、電車や自動車、もしくはそれらを作るための装置も機械に分類されます。機械設計といっても大きなものから小さなものまでいろいろあります。

では、機械設計フリーランスの具体的な仕事内容についてみてきましょう。

機械設計フリーランスの仕事内容とは

機械設計フリーランスの仕事内容とは

  1. 案件獲得のための営業
  2. 構想設計
  3. 基本設計
  4. コンセプトとのすり合わせ
  5. 生産設計

チームで設計するか個人で設計するかは案件によって異なるので、機械設計の仕事もどこまでフリーランスに依頼されるかは案件内容によって変わります。ここで紹介する具体的な仕事の流れは一例です。

案件の獲得の為の営業

機械設計フリーランスがまず行うことは機械設計の案件を獲得するための営業です。案件を獲得する方法については次の章で解説していますのでそちらをご覧ください。案件を獲得しない限りは機械設計の仕事を始められませんので、案件の内容によってもご自身が対応できる分野かどうか見極める必要があります。

構想設計

案件を獲得できたら依頼された仕様書に基づいて、設計する機械のコンセプトを決めます。なぜ必要なのか、その必要な動作を達成するためにはどのような概念を用いるべきか、また必要な部品等もこの時点である程度把握しておくとスムーズに次のステップに移ることができます。

基本設計

次は基本設計です。機械のコンセプトを設定したら次は機械の設計図を作成します。設計図の作成には製図ソフトであるCAD(Computer Aided Design)を使うことが一般的となっています。CADソフトにも種類があります。依頼されたときに指定がある場合はそのCADソフトを利用しましょう。

CADでの設計が完了したら、その設計された機械がきちんと動作するのかを検証します。検証には、CADで設計した設計図をもとに仕様を満たすか評価するシミュレーションを行うCAE(Computer Aided Engineering)などを利用することもあります。シミュレーション評価に問題がある場合には修正の必要があります。

コンセプトをもとに実際に試作品を作成

コンピュータシミュレーションでの評価が完了したら、機械設計で設定したコンセプトを満たすように試作品を制作します。コンピュータシミュレーションで得たデータも参考にして試作品を作成しますが、実現が難しい局面があるかもしれません。その場合には設計を見直したり、素材を変更するなどして対応します。

試作品作成段階でもコスト面や機械の強度の関係で素材を変更することは珍しくはありません。発注元の企業と機械設計フリーランスが連携して作業を行います。試作品を作成することに関しては機械設計フリーランスではなく企業に対応してもらえることもあります。

生産設計

試作品を作成してコンセプトを満たした動作確認が完了したら、いよいよ終盤です。その機械をコストパフォーマンスよく量産するための設計を行います。それが生産設計です。多くの人に製品として届けるためには利益を確保しつつ、機械の性能についても担保しなければなりません。

両立するために素材や寸法、必要な技術など再度検討します。また、機械を作るための機械を決定することも必要です。案件によっては機械設計フリーランスが担当しないこともあります。

フリーランスが機械設計の案件を獲得する方法

この章ではフリーランスが機械設計の案件を獲得する方法について解説します。案件を獲得するのは簡単ではありませんが、スキルや実績があれば必ず評価してもらうことができます。具体的な案件獲得方法について見ていきましょう。

フリーランスが機械設計の案件を獲得する方法

  • クラウドソーシングサイトへの登録・利用
  • 前職のコネクションを利用する
  • 電気・機械系の企業に直接営業する

クラウドソーシングサイトへ登録・利用

クラウドソーシングとは不特定多数の人に仕事を募り、業務を発注する仕組みのことをいいます。簡単にいうとWEB上で、仕事をして欲しい人と仕事をしたい人がマッチングするサービスです。 案件を獲得したいフリーランスの方向けのサービスで、機械設計系の仕事も獲得することができます。クラウドソーシングサイトの登録料は無料のため、複数サイトに登録しておくことでより多くの案件情報を手に入れることができます。

「FREE AID」は自分に合った条件、高時給、高待遇の求人を紹介しています。 フリーランスとして働いていく上での情報メディアも充実していますので、求人を探す際に是非一度ご覧ください。

詳細はこちら

前職のコネクションを使う

電気・機械系の業務を行う会社に勤めていたのであれば、フリーランスとして独立してもその会社から業務委託契約という形で仕事をさせてもらえる可能性もあります。また、以前勤めていた会社の取引先とのコネクションも有効かもしれません。

機械設計フリーランスを目指されているということは何かしらの形でそういった仕事に携わった経験をお持ちの方も多いでしょう。今まで培ってきた人間関係、コネクションを使わない手はありません。仕事は人伝いに巡ってくるものですのでコネクションを大事にしておくことで機械設計のフリーランスとなっても生かすことができます。

電気・機械系の企業に直接営業をかける

電気・機械系の企業であれば機械設計業務を行なっている可能性が高く、機械設計フリーランスへの業務委託を考えている可能性もあります。機械設計フリーランスとしての実績がある場合、業務を任せてもらえる可能性もあるかもしれません。

機械設計フリーランスであることを伝えた上で、メールなどで仕事について問い合わせしてみるのも一つの手段です。

フリーランスではなく副業としてまずは始めてみる

ここまで紹介したように、案件獲得の方法はいくつかありますが、安定して案件を獲得することは難しいです。 フリーランスとして生計を立てていきたいのであれば、まずは副業から始めてみるのも良いでしょう。安定した収入を得ながらなので安心して始められます。

案件獲得のために機械設計の実績を示そう

機械設計フリーランスが案件を獲得する方法を上述しましたが、そのためにまずは説明できる機械設計の実績が必要不可欠です。 実績は自らのスキルを証明するものであり、機械設計フリーランスが案件を獲得する上でクライアントの大きな判断基準になります。

依頼した後にスムーズに案件が進捗するイメージをクライアントに持ってもらうためにも実績を持ってクライアントに適切に自らのスキルを伝えましょう。では実績はどのように示せばいいのでしょうか。

ポートフォリオを作成する

ポートフォリオとは「自分はこのようなことができます」「課題をこのように解決してきました」といった事例を具体的に見せられる営業向けの資料のことです。 フリーランスとして機械設計の仕事を行いたいのであれば、自分一人でもCADを用いて機械の設計ができることをきちんと示すポートフォリオを作りましょう。

ポートフォリオとして実際にご自身が設計した図面を見せたり、その設計図を作るために用いた技術などを解説できたりすると案件を獲得できる可能性もグッと高まります。ポートフォリオではご自身ができることを事細かに書いておくことがポイントです。

今までの経歴を明示する

なぜ機械設計のフリーランスになったのか、フリーランスになるまでにどのような関係の仕事に就き、どのような経験を積んできたのかを明示した方が相手方には好印象となります。ポートフォリオとは別に、ご自身の今までの経歴を公開することでフリーランスとしての人となりも相手方が確認することができるからです。

フリーランスになってからの実績はまだ乏しくても今までやってきたことから信用を得られ場合も十分にあります。今までの経歴を明確に提示することが案件獲得の近道にもなるでしょう。

低単価でも仕事を引き受ける

独立してフリーランスになったということは、自由な環境で仕事したい、大きな収益をあげたい、という願いに基づいたものでしょう。 ですが、最初から大きく稼ぐことは難しく、フリーランスとしての実績が十分にできた時に仕事一件あたりの単価を上げることができます。

まずはフリーランスとしての実績作りのためにも低単価でも仕事を受ける覚悟は必要です。継続的な案件であれば継続して機械設計業務を行いつつ、価格交渉できる機会を伺いましょう。フリーランスとしてのレベル上げが必要だということです。

コミュニケーションも忘れずに

フリーランスは実績以外の部分が見えづらく、安定した案件獲得のためには実績+αの要素が必要になります。そのため、スキルや経験のハード面以外にも、コミュニケーションや信頼関係構築などソフトスキル面も重要です。

フリーランスが仕事を得るためには技術力もそうですが、友好的で継続的な関係を築く為の人格も備わっているとなお良いです。綿密なコミュニケーションをとり、信頼関係を築いていきましょう。

まとめ

この記事では「機械設計フリーランスになりたい」「機械設計フリーランスが案件を獲得する方法を知りたい」といった方向けに機械設計フリーランスについての以下のような情報を詳しく解説してきました。

機械設計フリーランスの概要

  • 機械設計フリーランスの仕事内容
  • 機械設計フリーランスが案件を獲得する方法
  • フリーランスが機械設計に関する実績を作る方法

機械設計フリーランスは企業と業務委託契約を結び、機械設計を行うことが主な仕事内容です。フリーランスとして長くやっていくためには案件を継続的に獲得していくことが必要不可欠です。そのためにもフリーランスとして機械設計に関する実績と信頼を構築することがポイントとなります。

 

電子工学・電気工学の専門知識が欲しいときは

電子回路の知識や組み方を勉強し、自分でものづくりができれば良いですが、知識や技術を身に着けるまでにはやはり時間がかかります。しかし、機電系のエンジニアは会社に属していることが多く、頼みづらいと思うこともあるのではないでしょうか。
電子工学や電気工学の専門的な技術・知識が欲しい!という方におすすめなのがFREE AIDです。

バナー

https://freelance-aid.com/

FREE AIDは、これまでになかったフリーランスの機電系エンジニアにむけた情報プラットフォームです。
仕事を探すフリーランスのエンジニアと、機電系のプロフェッショナル人材が欲しい企業などのマッチングを行っています。

  • TOP>
  • 記事一覧>
  • 機械設計のフリーランスって?案件獲得の仕方や実績を出す方法を知ろう!