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JDLA E資格とは?試験勉強の仕方や合格の秘訣を詳しくご紹介します!

2023.10.05更新

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この記事を書いた人

機電系専門ライター Div.長谷川

長谷川

FREE AID編集部 機電系専門ライター Div.
アナログ回路設計・営業を経験した後ライター&ディレクターとして独立。
電気電子・ITジャンルを得意とし、正確で分かりやすい情報の発信を行っています。

AI技術の発展に伴い、今高い注目を集めている資格こそ、JDLAが主催する「E資格」です。AIに関する知識・技術を習得した人材は、様々な職場での活躍が見込めることでしょう。そこで今回は、JDLAのE資格を紹介するとともに、試験勉強・合格のポイントなどを解説していきます。

JDLAのE資格とはどんなもの?

ディープラーニングの技術・知識があることを認定する資格

 

E資格とは、JDLA(日本ディープラーニング協会)が主催している検定試験の1つであり、人工知能(AI)の学習方法であるディープラーニングに関する知識・技術を有し、活用できる人材であることを認定する資格です。

E資格が誕生したのは、AI技術の発展に伴う日本国内の産業競争力の向上を目指すうえで、AIの開発・学習に携わる人材のスキルアップが重要とされたことが背景にあります。そのため、AIや機械学習を扱うエンジニアとして活躍するうえで、特に重宝される資格の1つです。

E資格は特にエンジニア向けの資格

JDLAが実施している試験には、E資格以外にも「G検定」と呼ばれるものがあります。どちらもAI技術・機械学習に関する資格ではありますが、G検定は「ゼネラリスト(=広い知識・経験を持つ人)」の略称であることから分かるように、臨機応変に現場へ指示や提案を行うAI事業者・管理職向けの資格です。

対するE資格は、実際にディープラーニングを使って開発・実装を行うエンジニアや研究者向けの資格となっています。E資格はG検定に比べると、試験において実務・技術スキルを問われることが多いため、技術色が濃いものといえるでしょう。そのため、エンジニアがJDLAの資格を取得する際には、G検定を受けてからE資格に挑戦するのが一般的とされています。

世界初のAIエンジニア資格として人気

JDLAのE資格は2017年に誕生しましたが、実はエンジニアを対象とした民間資格のうち、ディープラーニングを扱った世界初の資格とされています。AI・機械学習に関する技術を証明できる資格は少ないため、E資格は今後AIエンジニアとして活躍したい方にとって、自分のスキルを提示する時に役立つ資格といえるでしょう。

JDLAのE資格の試験内容・受験資格は?

JDLA認定プログラムを修了している者のみが受験可能

JDLAのE資格に挑戦するためには「過去2年以内にJDLA認定プログラムを修了している」という受験資格をクリアする必要があります。JDLA認定プログラムとは、様々な事業者が主催している講座・研修のうち、JDLAが認定したプログラムのことです。

JDLA認定プログラムは、開催企業・場所によって具体的な内容が異なりますが、E資格・G検定を取得するうえで必要となる基礎知識が学べます。そのため、AIの開発経験や専門知識がないエンジニアでも、イチから学習を始められる仕組みになっているのが特徴です。

応用数学・機械学習分野を中心に出題される

JDLAのE資格の試験では、JDLA認定プログラムのシラバスで登場した分野・範囲から出題されます。具体的な内容については受験する年のシラバスを確認する必要がありますが、主にAI技術を活用するうえで必要な応用数学や機械学習、深層学習、開発・運用環境の4つの分野で構成されています。

E資格の試験で出題される分野・内容(一部)

  • 応用数学…線形代数、確立・統計、情報理論
  • 機械学習…機械学習の基礎、方法論
  • 深層学習…深層モデルのための正則化・最適化、生成モデル、強化学習 など
  • 開発・運用環境…ミドルウェア、軽量化・高速化技術

どの分野もかなり専門性が強く、実際にAIエンジニアなどの仕事で活用するスキルです。覚える用語や仕組みの数も膨大であるため、特に初心者エンジニアの場合は、知識の定着にはかなりの時間がかかります。

そのため、E資格を取得を目指す際には、1つひとつの分野にじっくり向き合う忍耐も大切です。

対策しにくいことから難易度は難しめ

JDLAのE資格は1年に3回ほど実施されていますが、各試験で出題された過去問・合格点・合格率などが非公開になっていることから、独学での対策が難しい傾向にあります。

基礎的な学習内容については、JDLA認定プログラムのなかで学習することが可能ですが、分からない所・苦手分野の対策は自分で進めていくことが必要です。

そのため、難易度は一般的な民間試験に比べて難しいといえます。

JDLAのE資格の受験方法・流れを紹介!

①JDLA認定プログラムを受講・修了する

まず最初に、JDLA認定プログラムを受講します。受講可能なプログラムは、JDLAホームページに掲載されており、いずれか1つを受講・修了することでE資格の受験資格を得ることが可能です。受講場所は自分で選択可能なため、できる限り通いやすい場所のものを受けるようにしましょう。

また、各プログラムによって内容が違っているため、受講前には必ずプログラムの内容をチェックすることが大切です。プログラムを修了すると、修了証明となる「修了者ナンバー」が発行されます。この番号はE資格の試験を受験する際に必要になりますので、大切に保管しておくようにしましょう。

②試験予約を行う

JDLA認定プログラムを修了したら、次にE資格の試験予約を行いましょう。申込受付開始日はJDLA公式サイトにて掲載され、試験予約もネット上でできるようになっています。予約の際には発行された修了ナンバーと認定プログラム事業者名・修了日の入力が必要です。

E資格の試験予約の際に、受験を希望する会場を選択できますが、各会場には定員が設定されていることから、受験状況によっては希望の会場での受験ができない場合があります。そのため、受験を考えている方は早めの申し込みがおすすめです。

③各試験会場にて受験

申し込みが完了したら、試験当日に所定の会場で受験します。E資格の試験は選択式であり、100問程度に対して試験時間は120分になっているため、テンポよく問題を解いていくことが重要です。長期戦になることから、当日はできるだけコンディションを整えて挑みましょう。

④合格発表

E資格の試験が終了したら、後は合格発表を待つだけです。試験の約3週間後までに、申し込み時に登録したメールアドレス宛に試験結果のメールが届きます。試験当日の得点率についても、試験結果とともに分野別で確認できるようになっているため、たとえ不合格になっても、次の試験に活かしていきましょう。

JDLAのE資格の試験勉強の方法は?

①JDLA認定プログラムで基礎知識を身につける

1つ目は「JDLA認定プログラムで起訴知識を身につける」という方法です。JDLAのE資格の特質上、JDLA認定プログラムを受講しないで受験することが不可能ですが、その分ディープラーニングに関する基礎知識をしっかり定着させることができます。

受講スタイル・具体的な内容はプログラムによって異なるため、初めてE資格の試験を受験する方は、初心者向けのもの・合格保証制度を備えたものを選ぶことをおすすめします。講座で一度学習したことであっても何度も反復し、自分の苦手分野を明確させることが学習のポイントです。

②参考書で学習する

2つ目は「参考書で学習する」という方法です。JDLA認定プログラム修了後は、自分で試験対策をする必要があります。E資格の試験は一般的な民間試験とは違って、過去問を使った対策ができないため、シラバスの出題範囲に合った問題集・テキストを使って勉強しましょう。

③模擬試験を活用する

3つ目は「模擬試験を活用する」という方法です。JDLA認定プログラムおよびE資格の取得を目指す講座を展開している企業のなかには、本試験を想定した模擬試験を実施している場合があります。模擬試験は一度しか挑戦することができないものが多いですが、本試験に近い問題を解くことが可能な点が魅力です。JDLA認定プログラム・テキスト学習を済ませた後のおさらいにおすすめできます。

JDLAのE資格試験を合格するポイントとは?

①類似資格の勉強で基礎知識を深めておく

1つ目のポイントは「類似資格の勉強で基礎知識を深めておく」というものです。JDLA認定プログラムを通して知識を身につけられますが、ディープラーニングの知識が定着していない状態でE資格に挑むのは、かなりハードルが高い傾向にあります。

そのため、まずは姉妹資格であるG検定をはじめとした、以下のような類似資格にチャレンジしてみましょう。どれもエンジニアの現場でも重宝される資格であるうえ、AI・開発についての知識を深められることから、JDLAのE資格の学習がよりスムーズになります。

E資格と似た試験内容の資格・試験一覧(一部)

  • G検定…E資格の姉妹資格。AIの基礎知識・活用方法に関する知識を認定する資格
  • Python3エンジニア認定基礎試験…プログラミング言語「Python」についての知識・スキルを認定する試験

②参考書は各分野に特化した一冊を使う

2つ目のポイントは「参考書は各分野に特化した一冊を使う」というものです。JDLAのE資格で出題される分野は、1つひとつのボリューム・専門性が高いがため、特に未経験者である場合は、一気に全ての分野を勉強すると挫折してしまう場合があります。

そのため、参考書を使ってE資格の試験対策をする際には、各分野に特化した一冊をしっかりやり込むことが大切です。特に出題範囲が広い機械学習・深層学習の分野は、様々なレベルの本が販売されているため、自分の習熟度に合わせて使い分けましょう。

JDLAのE資格を活かせる仕事は?

①エンジニア・技術職

1つ目は「エンジニア・技術職」です。JDLAのE資格自体が、エンジニア向けの資格であることから、特にAIエンジニア・プログラマーなどが、スキルアップのために取得することもあります。今後、様々な業界においてAI技術が採用されることが予測できるため、これからエンジニアを目指す学生・転職者も持っておくと良いでしょう。

②営業・企画職

2つ目は「営業・企画職」です。IT技術の発展・社内のコストカットに伴い、新しくAI技術の導入を検討している企業も多くあります。しかし導入を考えていても、責任者の全員がAIに関する知識を持っているわけではありません。そんな時に、営業・企画の担当者がE資格を持っていれば、クライアントにとって最適なAIの導入方法を計画・提案できるようになります。

③プログラミングスクール講師

3つ目は「プログラミングスクール講師」です。JDLAのE資格を取得するにあたって、AI・プログラミング・開発工程などに関する専門的な知識を習得できます。そのため、試験勉強で習得した知識・技術を生かし、自分が担当する講座の内容をより専門的なものにすることが可能です。

JDLAのE資格を取得してスキルアップしよう!

今後更なるAI技術の発展を考えると、JDLAのE資格はエンジニアとして働く時にはもちろん、勤め先の会社でAIを活用し始める場合にも活かせるスキルといえます。AIの知識を深めたい方・今後エンジニアを目指す方は、ぜひJDLAのE資格の取得を目指しましょう。

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