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品質管理でおすすめの資格8選!取得のメリットや求められるスキルをチェックしよう!

2022.01.31更新

製品の品質を管理する重要な役割を持っている生産管理ですが、どのような資格が業務や転職などに有用かご存知でしょうか。 今回は、品質管理の技術者におすすめの資格を紹介します。

品質管理でおすすめの資格

品質管理に役立つ資格には、主に以下の8つが挙げられます。それぞれの資格について詳しく見ていきましょう。  

品質管理でおすすめの資格①品質管理検定(QC検定)

品質管理検定は、さまざまな品質管理の知識や実践方法を問う内容であり、品質管理においてもっとも一般的な資格です。

難易度は1級から4級まで分かれており、実務経験者から学生まで、幅広いレベルの品質管理に対する知識を証明できます。レベルごとに段階的な知識を得られるため、業界を問わず、品質管理に関する知識を体系的につけることができ、品質管理以外でもキャリアアップや転職に役立つことが多いです。

4級や3級なら新入社員や学生など実務経験がない人で受験でき、難易度も比較的低いので、品質管理に関わる仕事に就く場合は受験してみるとよいでしょう。1級は難易度が高く合格率も1割程度ですが、その分取得すれば品質管理活動のリーダーとして活躍できるレベルだと認識されます。    

品質管理でおすすめの資格②信頼性技術者資格認定制度(JCRE)

信頼性技術者資格は、信頼性に関する知識やスキルを問う認定制度です。品質管理だけでなく、研究や設計開発、生産技術など、信頼性に関わる全ての部門が対象となります。信頼性技術は、安全で品質の高い製品を作るのに欠かせませんが、企業では経験則が主流で体系的な知識として伝承されにくいことから、適切な信頼性教育が行われていない場合もあります。

この資格を取得すれば、信頼性技術に関する基礎知識と、問題を解決するための信頼性手法を理解し、自ら信頼性向上に向けた取り組みが行える証明になります。

初級・中級・上級の3つのレベルに分かれており、信頼性に関わる部門に就職したい大学生から、実務が豊富なプロフェッショナルにも対応しています。

中級・上級は過去の経験や論文を提出し、プレゼンを行う形式のため、より実践的なスキルを問われる試験となります。既に信頼性に関する知識が豊富なベテランでも、見逃しがちな基礎知識を学び直すことで、さらなるスキルアップを実現できるでしょう。  

品質管理でおすすめの資格③R-Map実践技術者認定制度

R-Map(リスクマップ)を使ったリスク評価と、リスクアセスメントのスキルを学んだことを示すことができる認定資格です。R-Mapは縦軸に「発生頻度」、横軸に「危害の程度」を示してリスクの大きさを可視化する手法で、R-Map技法を取り入れれば、リスクアセスメントプロセスを全てカバーできると言われています。

R-Mapはマップの作成だけでなく、マップを活用して適切な改善活動を行う必要があるので、資格取得を通じて体系的な知識が得られるでしょう。資格は「R-Map実践研究会」における教育を10項目受講し、最終月の成果発表会で発表することで認定されます。R-Mapはジャンルを問わず、幅広いシーンでリスクの可視化に利用できます。リスクマネジメントにR-Mapを利用したい人は受験をおすすめします。

品質管理でおすすめの資格④ソフトウェア品質技術者資格認定制度(JCSQE)

ソフトウェア品質技術者資格は、ソフトウェア開発における品質事故をなくすことを目的とした認定資格です。品質に関する知識は、品質管理だけでなく、プロダクトマネージャーや開発者、テスト担当者など、ソフトウェア開発に携わる全ての人に求められることから、幅広い職種の技術者にとってメリットのある資格となります。

企業としてもソフトウェア品質の向上につながり、資格を有する従業員がいることで対外的なアピールにもなるので、資格の取得がキャリアアップや転職にも有利に働きます。

難易度としては初級、中級、上級の3段階がありますが、現在は初級、中級の試験のみが年2回開催されています。ソフトウェア品質に関わる内容が網羅されている「ソフトウェア品質体系ガイド」から必ず出題されるので、しっかりと読み込んで受験しましょう。

品質管理でおすすめの資格⑤JSTQBテスト技術者資格認定

JSTQBテスト技術者資格は、エンジニアのテスト技術を向上させ、ソフトウェアの品質を確保することを目的とした認定資格です。

難易度はFoundation Level、Advance Levelに分かれており、Foundation Levelはソフトウェアテスト全般の知識を問われる基礎的な内容で、実務経験がない人でも取得して転職時のアピールに使えます。

また、Advance Levelは3年間以上の業務経験が必要で、分野別に特化した高度な内容が出題されます。テストの実施方法だけでなく、テスト計画の立案やテスト結果の分析など、テスト全般の知識が体系的に得られるので、実務経験がある人にもおすすめです。JSTQBは国際テスト技術資格のISTQBにも加盟しており、資格は海外でも有効です。

品質管理でおすすめの資格⑥QCサークル指導士資格認定制度

QCサークル指導士資格は、製造品質向上のために行う「QCサークル」の指導者を育成する認定制度であり、QCサークルに関する唯一の資格です。QCサークルは、現場の従業員が主体的に意見を出し、品質改善を行っていく活動で、製品の品質向上につながることから、多くの企業で採用されています。

ただし、実際には適切な教育が行われておらず、成果に直結する活動ができていない場合が多いため、世の中の変化のスピードに合った問題解決力の高いQCサークル活動が求められているのが現状です。  

資格を取得すれば、このような「経営に貢献する改善活動」が行える改善活動のエキスパートとして認定されるメリットがあります。資格を取得するには認定セミナーを受講し、その後の認定試験に合格することが求められます。また、QCサークルに関する実務経験を提出し、審査を受けることも必要です。

品質管理でおすすめの資格⑦マネジメントシステム監査員検定

マネジメントシステム監査員検定は、ISO内部監査員に対して、そのスキルを見極めるために行う検定試験です。ISO内部監査員は組織の一員が行うことが多く、独自の教育が行われているため、組織ごとにスキルの大きな差が生じる可能性があります。検定を受けることで、どの程度の力量があるかを示せるほか、体系的に学習することでスキルの向上にもつながります。

資格は1級から4級に分かれており、新しい内部監査員を育成する場から、監査業務の責任者となるレベルにまで対応しています。しかし現在は中級レベルの団体受験のみが開催されているため、他のレベルの受験を考えている方は注意しましょう。受験の際は、QMS、EMS、ISMS、FSMS、IATFの5つから分野を選ぶことになります。    

品質管理でおすすめの資格⑧品質マネジメントシステム審査員

品質マネジメントシステム審査員とは、企業などの製品がISO規格を満たしているか審査する人のことを指します。そして、審査員になるうえで必要なのが品質マネジメント審査員資格です。資格といっても筆記試験は存在せず、マネジメントシステムの教育・訓練を40時間受けることで「審査員補」となり、その後は審査チームに同行し、実務経験を積むなかで「審査員」「主任審査員」に昇格していきます。  

前提として4年以上の実務経験が必要であり、2年以上は品質マネジメントシステム分野での実務経験が必要であるなど、資格取得へのハードルは高いです。しかし、審査員になれば認証取得のコンサルタントとして企業と契約し、活躍できるようになります。  

品質管理における資格取得のメリットとは

品質管理に関係する資格を紹介しましたが、そもそも品質管理の仕事で資格を取得するメリット・必要性があるのか、気になる方は多いのではないでしょうか。

品質管理の試験はあくまで民間試験

まず、品質管理に関する試験は全て民間が運営している資格であり、業務に関わるうえで必須となる資格はありません。転職やキャリアアップにおいても、品質に関する知識や過去の経験が示すことができれば、資格を取得していなくても問題ないでしょう。

知識やスキルを示すには有用

品質に関する知識を示すことができる点で、資格を取得するメリットはあると言えます。大学などでは品質について学ぶことはほとんどなく、また企業によっても品質に対する意識は大きく異なります。そのため、資格を取得することで必要な知識を体系的に学び、理解していることを企業へアピールできるでしょう。品質に関する知識は、製品の生産に関わる全ての部署において重要なので、興味がある場合は資格を取得してみてはいかがでしょうか。

品質管理に求められる能力・スキル

規格に関する知識

品質管理において、ISOなどの規格に準拠することは欠かせません。製品そのものだけでなく、マネジメントシステムの構築にもISO規格の知識が必要です。また、ISO9001は普遍的な内容ですが、自動車業界ならIATF 16949、医療機器ならISO 13485など、業界ごとに準拠すべき内容も変わってきます、ISOは国際規格であり海外でも通用することから、詳しい知識を有していることで企業にとって欠かせない人材となるでしょう。

リスクマネジメントスキル

品質が高く問題の発生しない製品を作るには、発生し得る問題を事前に想定し、抜けもれなく対策する必要があります。とはいえ全ての想定事象に対策しているとコストが高くなりすぎるので、品質に影響しない修正は行わないなど、優先順位を決めて迅速な対応を行うことも必要です。そのため、R-Mapなどを活用して問題の重要度を把握し、適切なリスクマネジメントを行うスキルが求められます。

統計に関する知識

得られたデータを整理する、統計の知識も必要です。製造現場においては、製品の生産に関連するデータが数多く集まりますが、それだけでは価値のある情報は得られません。生産管理においては「QC7つ道具」が有名ですが、さまざまな手法を用いて情報を整理・分析し、品質管理に関する情報を取得して品質向上に役立てることが重要です。データを分析し、現場では気付きにくい問題を見つけて対処することも、品質管理に求められる能力といえます。

品質管理の資格を取得して、スキルを証明しよう

今回は、品質管理に求められる資格と、取得によって得られるメリットについてお伝えしました。品質管理に関する資格は必須ではありませんが、規格やリスクマネジメントの知識など、品質管理におけるスキルを有しているか証明できるメリットがあります。知識が偏りがちな生産管理の知識や、スキルを体系的に学べるのも特徴です。品質に関する知識は、品質管理だけでなく幅広い職種にとって重要なので、品質管理の仕事に就く以外でも様々な場面で役立つでしょう。 

 

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