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3DCADのおすすめフリーソフト5選!特徴や機能もおさえて選ぶ時の参考に!

2023.10.04更新

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この記事を書いた人

機電系専門ライター Div.長谷川

長谷川

FREE AID編集部 機電系専門ライター Div.
アナログ回路設計・営業を経験した後ライター&ディレクターとして独立。
電気電子・ITジャンルを得意とし、正確で分かりやすい情報の発信を行っています。

今回は「3Dの図面を作りたい!」「3DCADソフトが欲しいけど、まずは無料で手に入れたい!」という方向けにフリーの3DCADソフトを厳選して5つ紹介します。自分に向いている3DCADソフトを見つけてみてください!

3DCADソフトとは

3DCADソフトの概要

3DCADソフトは建築分野や機械設計分野では欠かせないものとなっています。有料のものからフリーのものまで幅広く存在しています。従来では2D CADソフトが一般的でしたが、最近では3D図面の設計も、より身近になっています。

3DCADソフトを導入することで、手軽に素早く3Dの図面を製作することができます。長方形や円を使って図面を製作します。体積や質量なども自動で計算する機能がついているため、図面から実物のイメージを掴むこともできます。

3Dプリンターなどが今までより容易に手に入るようになったことから、3DCADを使って図面を製作する機会も増えてきています。ビジネス用に限らず、個人でも3DCADソフトを所有することは珍しくありません。

有料ソフトとフリーソフトの違いとは?

企業が業務用として利用するのであれば、高機能な3DCADソフトを会社単位で契約されていることも多いはずです。しかし、小規模な事業所や個人での利用の場合には3DCADソフトを入手することから始める必要があります。

3DCADソフトには有料のものとフリーのものがあります。その違いは使用できる機能の多さです。フリーのソフトでは使用できる機能に制限があったり、保存できる形式に限りがあります。他のソフトウェアとの互換性がないことも考えられます。

一番の特徴は、無料でインストールすることが可能である点です。そのため、まずはインストールしてご自身の用途に合っているかを確かめてみることができます。それぞれのフリーソフトでできることも変わってきますので比較してみましょう。

まずは初心者でも安心して使える、フリーの3DCADソフトを利用することをお勧めします。フリーでも3D図面を設計するための機能は十分備わっています。もしもフリーの3DCADソフトで物足りないと感じたら次のステップとして有料のソフトを導入してみてください。

3DCADのフリーソフトの選び方

必要な機能が揃っているか

フリーの3DCADソフトでは有償のものと比べて使える機能が少なかったり、フリーの状態から課金してライセンスを購入することで機能がアンロックされたりするものがあります。フリーの状態でどのくらいの機能が使えて、どれほどの3D図面が作成できるのかをチェックしておきましょう。建築や機械設計など、用途によっても向き不向きがあります。

さらに3DCADソフトによっては料金を支払わないと商用目的で利用できないものもあります。個人で趣味の範囲で3D図面を作成する場合にはフリーで使えるのですが、作成した図面を元に商売を行うのであればフリーの状態では利用できません。

利用規約を無視して商用に利用してしまうと、違法となりますので注意が必要です。利用前に必ず確認しましょう。

初心者でも簡単に使えるUIかどうか

高機能な3DCADソフトは初心者にとっては少し使いづらいと感じるかもしれません。できることが多い分、どの機能を利用したらいいのか分からなくなるからです。フリーの3DCADソフトの利用を検討されている方の中には3DCAD自体の利用が初めてな方もいらっしゃるはずです。

まずは初心者の方でも簡単に使えるUI(3DCADソフトの操作画面のこと)かどうかを確認してみましょう。3DCADソフトを使いこなせないと業務に支障が出るので使い勝手を重視するのはとても大切なことです。

日本語に対応しているかどうか

フリーの3DCADソフトの中には日本製ではなく海外製のものも多くあります。そこで気になるのが言語の壁です。海外製のソフトのほとんどは英語仕様です。英語に理解がある方はスムーズに利用を始められますが、そうでない方も中にはいらっしゃると思います。

海外製のフリー3DCADソフトの中には日本語対応のものもあります。日本語表示の方が安心だと思う方は日本語表示に対応しているソフトを選ぶようにしましょう。

使っているパソコンのスペックに見合っているか

利用するフリー3DCADソフトがご自身の利用しているパソコンのスペックに対応しているか確認しましょう。ソフトがOSに対応していない場合もよくあります。WindowsやMacOS, LinuxなどどのOSで利用できるかもインストール前にチェックする必要があります。

また、高機能な3DCADソフトだとその分、ソフトを動かすための処理能力が求められます。ソフトウェアの概要に利用条件などが書かれているので、対応するCPUやRAMを確認して導入作業を進める必要があります。

おすすめの3DCADのフリーソフト5選

Fusion 360

フリーで利用できる3DCADソフトの中で最も人気があるといっても過言ではありません。実際は、有償のソフトでライセンスを購入しなければ利用することはできないのですが、試用期間という形で無料で利用が可能となります。

WindowsもしくはMacOSに導入できます。
フリーで利用できる期間は利用目的によって異なります。商用目的であれば30日、非商用利用ならば1年間です。学生や教職員が教育を目的に利用する場合には3年間、利用料金がフリーで使用できます。とりあえず3DCADソフトを利用してみたいという方にはおすすめです。
フリーで使える3DCADソフトとしては機能は十分にそろっています。基本的な作図機能から、部品を組み合わせることができるアセンブリ機能、データ管理機能など一通りの機能は網羅しています。データ管理はクラウド上で行われますのでインターネットに接続できる環境ならいつでもデータを取得できます。
部品に色をつけたり、実際の動作を確認したりするためには「レンダリング」という作業を行う必要があります。3DCADソフトはパソコンの処理能力に依存してしまうのですが、Fusion360ではクラウド上(Fusion360が管理するサーバー)で作業できるのでかなり早く完了します。
Fusion360は独学で使い方を勉強しようと思っている方にも適しています。人気が非常に高いソフトなのでソフトの使い方の情報が多いです。思うように操作できなくても情報収集が簡単なので設計につまづきにくいというメリットもあります。

Blender

Blenderは3Dモデリングができる3DCGソフトです、設定を変更することで3DCADソフトとしても利用することができます。オープンソースのソフトウェアですのでもちろんフリーで利用することが可能です。WindowsやMac、Linuxに対応しているので互換性の面でも優れています。日本語表示にも対応しています。

BlenderもFusion360と同じように非常に人気の高いフリーソフトです。そのため、設計のためのチュートリアルも数多く公開されています。操作方法が分からなくても調べながら設計を進めることができます。初心者の方にもおすすめです。

元々は3DCGを製作するためのソフトですので動きを見せるのが得意な特徴があります。3Dプリンターなどで実物を作成する前にその動きなどを確かめたりするのに適しています。最近のアップデートで利用のUIが改良されたこともあり、使いやすくなっています。

FreeCAD

FreeCADもフリーで利用ができる3DCADソフトです。オープンソースのソフトウェアで、世界中の開発者が日々改良を進めています。元々は英語表記だったのですが、日本人の開発者によって日本語にも対応できるようになりました。

FreeCADはフリーのソフトですが、利用できる機能はかなり充実しています。3Dでのモデリングはもちろん、デザインを変更したり、図面に書き起こしたりできます。

また、振動や熱、圧力などに対してモデルがどのような振る舞いをするかを解析する機能である「有限要素法解析」も標準で備わっています。
UI(操作画面)に関して少し初心者向けではない点もあります。実現したい機能に合わせて自動的にUIが変わり、推奨する機能を教えてくれるといった仕組みはありません。3DCADを利用したことがある方なら問題なく利用できますが、完全初心者ならば難しいと感じることもあるかもしれません。
FreeCADはオープンソースで自由にカスタマイズできることから、もしも自分が必要な機能がないという場合には自分でプログラミングして付け足すこともできます。3DCADソフトについて詳しく勉強したいという方におすすめなフリーソフトです。

OnShape

OnShapeは基本的に有償の3DCADソフトですが、フリートライアル中は2週間「Professionalバージョン」をフリーで利用することができます。2週間を過ぎた後は「Professionalバージョン」は利用できなくなりますが、フリー版として利用を継続できます。日本語版もあるので安心です。

フリー版は有償版でいう「Standardバージョン」相当の機能を利用できます。しかし、全く同じというわけではなくデータの保存場所に違いがあります。有償版では自分以外には閲覧できない場所にデータを保存できますが、フリー版は誰にでも公開される場所に保存されます。

フリー版だと誰でも閲覧できるため、ビジネスとして利用したい場合には避けたいです。

公開しても問題ない図面を作成するだけならOnShapeのフリー利用もおすすめです。
OnShapeは完全クラウド利用のフリー3DCADソフトですので、ソフトのダウンロードやインストールは不要です。OSにも依存しないのでWindowsやMacOS、Linuxといった縛りの影響も受けません。さらにスマートフォンのブラウザでもアクセスできます。クラウド上で動作するソフトウェアですのでデータの管理が簡単というメリットがあります。

DesignSpark Mechanical

DesignSpark Mechanicalはフリーで利用が可能な3DCADソフトです。対応しているOSはWindowsのみになりますのでその他のOSのユーザーは利用できないことが残念な点ではあります。

DesignSpark Mechanicalは3DCADソフトの中で動作が軽いメリットがあります。ご自身が利用しているPCのスペックがあまり高くないとしても、このDesignSpark Mechanicalなら動作する可能性も十分に考えられます。

UIも直感的でわかりやすく、3DCADの利用が初めての方でも簡単にモデルを設計できます。ソフトはインストールする必要がありますがインストールが完了すればインターネット環境がなくても利用が可能です。

場所を問わないという面でも使いやすい特徴があります。
この記事では「3Dの図面を作りたい!」「3DCADソフトが欲しいけど、まずは無料で手に入れたい!」と考えている方に対して、フリーの3DCADソフトを厳選して5つご紹介してきました。フリーの3DCADソフトでも十分に機能を兼ね備えています。
3Dプリンター用の図面や建築物の図面を作成するために3DCADソフトが必要不可欠となります。有償のソフトを購入することに抵抗があるという方はフリーの3DCADソフトで始めてみましょう。

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