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機械系技術者として取っておくとよい資格をご紹介!必須知識から勉強方法までご紹介!

2023.10.05更新

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この記事を書いた人

機電系専門ライター Div.長谷川

長谷川

FREE AID編集部 機電系専門ライター Div.
アナログ回路設計・営業を経験した後ライター&ディレクターとして独立。
電気電子・ITジャンルを得意とし、正確で分かりやすい情報の発信を行っています。

機械系の知識やスキルを身につけるためにおすすめなのが資格取得です。機械系の資格を取得することで、機械系技術者としてのレベルを上げることができ、エンジニアとしての実力を証明することもできます。今回は機械系のおすすめの資格と、それを取得するための方法について解説しています。

 

機械系の資格を取得するメリット

機械系の技術者としてスキルアップを目指したい人は、機械系の資格を取得することをおすすめします。資格を取得することで、機械系エンジニアとしての資質があることを証明できるだけでなく、資格取得を目的とした勉強をするきっかけを得ることができるからです。

将来、エンジニアとしてどのような道に進みたいかを考えたうえで、何の資格を取得するべきか考えるいい機会にもなります。資格は持っていて損をすることはありませんが、取得できるまでに時間を要することが多いです。ご自身のキャリアを考えて、取得する資格を検討してみましょう。

就職に有利

機械系の資格を持っておくことで、就職や転職も有利になります。例えば、機械に関する知識や技術があったとしても、それを証明できなければ意味がありません。企業にアピールするいい材料となるので、就職で有利に働くことは間違いないでしょう。

信頼度の高い資格であればあるほど、資格を有している人を探し求めている企業の目につきます。資格を持っているだけで採用されることもありますので、できるだけ取得することをおすすめします。

スキルの証明ができる

資格を持っていることで、機械の知識やスキルがあることの証明になるのは言うまでもありません。資格は自身の能力を具体的に証明した印でもあります。公的な書類にも記載できることが多いので、持っていて損はないです。

機械に関する知識を習得できる

資格を取得するためには、その分野について勉強することが求められます。自分一人で機械の知識を勉強しようとしても、目標がないためモチベーションの維持が厳しいことがあります。「資格を取得する」のような具体的な目標を設定できると、勉強の指針が定まります。

さらに、資格の種類によっては、その資格を取得するために実務経験が必要であったり、別の資格を取得しなければならなかったりします。そのため、目的となる資格取得のために実務経験を積んだり、別の資格に関する知識をつけたりするため、結果として機械に関する幅広い知識を得ることができます。

機械系技術者として取っておくとよい資格

CAD利用技術者試験

CAD利用技術者試験とは、CAD(Computer Aided Design)について基礎的な内容から、実務に関する知識やスキルを有しているかを測る試験です。機械の設計や製図を仕事にしている方はもちろん、これからCADを勉強する方にもおすすめの資格です。

CADは機械系技術者には必須と言っても過言ではないスキルです。CAD利用技術者試験を合格するためにCADについて学ぶことができるので、新しい知識やスキルを資格取得のための勉強から身につけることが可能です。また、CADを利用できることの証明にもなるので、就職にも有利に働きます。

CAD利用技術者試験は、2次元CAD利用技術者試験と3次元CAD利用技術者試験があり、それぞれ難易度によって級が分かれています。1級にもなると、高度な専門知識を求められるので合格率も下がりますが、その分ハイレベルなCADスキルを所持している証明にもなります。

機械・プラント製図技能検定

機械・プラント製図技能検定は、機械やプラントを製図するための能力を測る検定です。製図の能力はもちろん、機械や設計に関する知識も問われます。機械・プラント製図技能検定は国家資格であり、都道府県職業能力開発協会が実施しています。

国家資格であることから、資格の信用性は問題ありません。機械やプラントを設計・製図する仕事をしている方に適している資格です。技能検定に合格すると、機械・プラント製図技能士の称号を得られます。この資格を取得している人以外は「機械・プラント技能士」を名乗ることができません。

機械・プラント製図技能検定は1級から3級まであり、誰でも受験できるのは3級のみです。2級は2年以上の実務経験、1級になると7年以上の実務経験が必要となります。資格を取得していることで実務経験も同時に証明できます。

機械設計技術者試験

機械設計技術者試験は、機械系技術者の能力を正しく評価して認定する試験です。国家資格ではなく民間の資格にはなりますが、機械系技術者の知識やスキルを図る面では就職にも活用できます。機械設計に関する仕事をしている方にも適している資格です。

機械設計技術者試験は試験の難易度によって1級から3級に分かれています。3級は受験資格は特になく、実務経験も必要ありません。2級と1級は実務経験が必要となりますが、学歴によって実務経験として求められる年数は異なります。


2級を受験するために必要な実務経験

  • 工学系の大学院・大学・高専専攻科を卒業している場合は3年
  • 工学系の短大・高専・専門学校を卒業している場合には5年
  • どちらにも該当しない場合には7年

1級を受験するために必要な実務経験

  • 工学系の大学院・大学・高専専攻科を卒業している場合は5年
  • 工学系の短大・高専・専門学校を卒業している場合には7年
  • どちらにも該当しない場合には10年

技術士

技術士は、文部科学省が定める国家資格の一つです。技術士の定義には「科学技術に関する技術的専門知識と高等の専門的応用能力及び豊富な実務経験を有し、公益を確保するため、高い技術者倫理を備えた、優れた技術者の育成」とあり、科学技術に関する高度な専門知識が必要となります。

技術士の試験は1次と2次があります。技術部門によって分かれており、どの部門で技術士の資格を取得するかを選択できます。機械部門で受験することも可能ですので、機械系技術者であれば機械部門の技術士資格に挑戦してみてください。

2次試験を受けるためには、それまでの経歴によって異なりますが、最短でも4年の実務経験を積む必要があります。今回紹介した資格の中では一番難易度が高いものとなりますが、その分、実績としては申し分ありません。機械系技術者で資格取得を目指すなら、最終目標は技術士となるでしょう。

機械系資格を取得するために必要な知識

機械系の実務経験と知識

機械系の資格を取得するにあたって、機械に関する知識だけでなく、実務経験が必要になることも多いです。その場合、高度な知識やスキルがあったとしても、いきなり資格取得はできないので、実務経験を積むようにしましょう。

4大力学に関する知識

機械系の技術は、工学の中でも特に力学と深い関係があり、力学は機械をつくるために必要不可欠な知識です。機械を動かす土台となる理論でもあり、4大力学を機械系技術の基礎として、設計や加工といった専門知識が追加で必要となります。


4大力学

  • 機械力学
  • 熱力学
  • 流体力学
  • 材料力学

ソフトウェアに関する知識

CADやデータ解析ソフトなど、コンピューターソフトを利用して機械を設計することは多いので、ソフトウェアを使う方法なども身につけておく必要があります。特に工学では、複雑な計算はコンピューターに任せる機会も多々あります。

機械系技術者は、機械に関する基礎的な知識を習得しておくべきですが、コンピューターに可能な仕事は任せることも大事です。その際に、ソフトウェアを使う方法が分からないと効率良く仕事を進められないという事態に陥ってしまうので、ソフトウェアの知識を持っておくことをおすすめします。

法規に関する知識

機械系技術者は、製品を設計・開発すれば良いだけではありません。エンジニアとして最も求められるものは、機械系の知識やスキルかもしれませんが、その上で法律に関する知識を持つことも重要です。知的財産権や特許法などの法律には、工学系に関わる内容もあり、機械系技術者も知っておくべきです。

もし法律に違反した製品を設計してしまうと、せっかくの機械系の知識やスキルも水の泡です。そのような事態を避けるために、法律に関する知識も基礎的なことは習得しておきましょう。仕事をする上で法律に触れる機会もあるはずなので、実務経験の中で習得するもの一つの手段です。

安全性に関する知識

機械系技術者として製品を設計するならば、その機械を使う人々に危険が及ばないようにするためにも、安全性を担保する必要があります。どのように設計したら安全な製品をつくれるのかを、工学的な観点から突き詰めていきましょう。

機械系技術者として、機械系の高度な技術やスキルを持っていることは評価されますが、安全性を確保した機械を設計してこその機械系技術者です。安全を確保するために、機械系技術者として何をすべきか学んでおきましょう。

マネジメントに関する知識

機械系技術者は、時にはチームとして開発を行うことになります。個人のスキルを高めるだけではなく、チームをどのように管理するのか、といったマネジメント力も求められることも多いです。チームとして目的を達成できるようにするためにも、マネジメントの知識は習得しておきましょう。

機械系資格を取得するための勉強方法

実務経験が豊富な人に聞いて勉強する

機械系資格を取得するためには、実務経験が必要となる場合がほとんどです。もし仮にスキルや知識があったとしても、実務経験が必要となることが受験資格として定められていることがあるので、受験してすぐに資格取得とはなりません。

そのため、機械系の資格取得のための勉強と実務経験の壁を同時にクリアすることを考えると、会社に所属して先輩に教わりながら知識やスキルを蓄えることが、資格取得への最短ルートとなります。会社の先輩に実務に関する知識を聞いて、資格取得に備えましょう。

書籍や過去問などで勉強する

実務から得られる機械系の知識やスキルもありますが、資格取得のためには書籍や過去問などでの勉強も必要です。資格によって試験問題の傾向が異なるので、その形式に慣れるためにも過去問は解いておきましょう。また、普段から勉強する習慣をつけておくことで、資格取得以外でもスキルアップを図れるようになります。

自分に合った資格取得を目指そう

この記事では、機械系技術者が持っておくべき資格について解説してきました。機械系技術者が資格を持っておくことは、就職で有利になったり、自身の機械系の知識やスキルを証明できるメリットがあります。また、将来のキャリア設計にも役立ちます。

機械系資格の取得のために、書籍や過去問で勉強することはもちろん必須ですが、機械系の資格には受験資格として実務経験が必要なことも多いです。会社に所属して、実務と並行して勉強していくことが、資格取得への最短ルートになります。 自分に合った資格を選んで、効率の良い資格取得を目指しましょう。

また、実際の求人情報を見て機械系技術者として働く姿をイメージすることも大切です。FREE AIDの求人情報を確認して、現実に落とし込んだ目標設定をしましょう。

電子工学・電気工学の専門知識が欲しいときは

電子回路の知識や組み方を勉強し、自分でものづくりができれば良いですが、知識や技術を身に着けるまでにはやはり時間がかかります。しかし、機電系のエンジニアは会社に属していることが多く、頼みづらいと思うこともあるのではないでしょうか。
電子工学や電気工学の専門的な技術・知識が欲しい!という方におすすめなのがFREE AIDです。

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