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  • Webディレクターってどんな仕事?業務内容やなるために必要な技術や経験を解説
  • Webディレクターってどんな仕事?業務内容やなるために必要な技術や経験を解説

    2024.08.06更新

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    この記事を書いた人

    機電系専門ライター Div.長谷川

    長谷川

    FREE AID編集部 機電系専門ライター Div.
    アナログ回路設計・営業を経験した後ライター&ディレクターとして独立。
    電気電子・ITジャンルを得意とし、正確で分かりやすい情報の発信を行っています。

    Webデザイナーやプログラマーなどの職種は知っているが、Webディレクターについてはあまり知らないという方は多いのではないでしょうか。今回はWebディレクターの仕事内容、向いている人、Webディレクターになるにはどうすればよいかについて解説します。

    Webディレクターとは

    Webディレクターは、Web制作案件全体を取りまとめる職種です。 案件の進行管理などを担当するため、いわゆる現場の責任者のような立場の人を指します。Web制作の現場では、Webディレクターがクライアントの意向をヒアリングし、Webデザイナーやコーダーに指示を出しながら案件を進めます。

    Webディレクター次第で案件の進行がスムーズに進むかが決まるため、案件における重要なポジションであると言えます。

    Webディレクターの仕事内容

    ここからは、Webディレクターの仕事内容について解説します。Webディレクターの仕事内容は主に以下の4つです。  

    Webディレクターの仕事内容

    • 企画・提案
    • プロジェクトの進行管理
    • 運用
    • 見積もり

     

    企画・提案

    Webディレクターの仕事内容1つ目は、「企画・提案」です。

    Webサイトを作るためには、まずクライアントの意向をしっかりとヒアリングし、サイトの構造を企画・提案する必要があります。Webサイトにもさまざまな種類があり、お問い合わせを増やしたい場合や、サイトから商品を購入してもらいたい場合など、目的によってサイトの作りが異なります。どのようなWebサイトにしたいか、Webサイトを通して何を達成したいかを把握していなければ、質のよいWebサイトを作ることはできません。そのためこの時点で、ワイヤーフレームと呼ばれる簡単なレイアウト構成案を提出することもあります。  

    プロジェクトの進行管理

    Webディレクターの仕事内容2つ目は、「プロジェクトの進行管理」です。

    クライアントからヒアリングができたら納期を設定し、その納期までにWebサイトを作り、納品する必要があります。ヒアリングから納品までの大まかなスケジュールは、以下の通りです。  

    Web制作の流れ

    1. ヒアリング
    2. ワイヤーフレーム提出
    3. デザイン案提出
    4. 要望があった場合デザインを修正
    5. コーディング
    6. 動作確認
    7. 納品

    実際にWebサイトを作るのは、デザイナーやコーダーといった技術者の仕事ですが、このデザイナーやコーダーを取りまとめるのはWebディレクターの役割です。これらの工程をいつまでに、どの程度完成させるかを細かく設定して、スケジュールを引く必要があります。アクシデントがあった場合は、現場の技術者やクライアントと相談をしながら、可能な限り円滑にプロジェクトを進める必要があります。

    運用

    Webディレクターの仕事内容3つ目は、「運用」です。

    Webサイトが完成したら、ページの更新作業など運用をする必要があります。主にクライアントが定期的に内容を更新したい場合や、サイトに新規ページを追加したい場合などに発生する作業です。画像やテキストの更新、ECサイトの商品登録などの軽微な作業は、クライアント側に更新を依頼する方がスムーズに進むこともあります。こういった運用方針を決めておくことも、Webディレクターの役割です。

    見積もり

    Webディレクターの仕事内容4つ目は、「見積もり」です。

    見積もりはWeb制作に掛かる費用を見積もってクライアントに提示する作業で、Webディレクターの様な上流工程の立場にいる人が関わることが多いです。見積もりをするためには、ディレクション、デザイン、コーディングの一連の流れの費用感を把握しておくことが重要です。そのうえでクライアントの要望にあわせて、費用を上乗せするべきか、削るべきかを判断します。

    見積もりで提示した金額が売上に直結するため、低く見積もり過ぎると赤字になりかねません。かといって高く見積もるとクライアントからの信頼を損ねる原因にもなるため、経験を積む中で適切な費用感を身に付ける必要があります。  

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    Webディレクターに向いている人

    では、Webディレクターに向いている人はどのような人でしょうか。さまざまな条件がありますが、主に以下の4つが重要です。  

    Webディレクターに向いている人の特長

    • リーダーシップがある
    • マネジメントスキルがある
    • コミュニケーションが得意
    • 問題解決能力が高い

     

    リーダーシップがある人

    Webディレクターに向いている人の特徴1つ目は、「リーダーシップがあること」です。

    現場を取りまとめるため、案件のリーダーとして動くのがWebディレクターの役割です。クライアントとのやり取りや指示出しなど、案件全体を見て現場を仕切る必要があります。案件の納期が迫って時間を掛けられないときは、決断力が求められることもあります。  自らがリーダーとなり、案件を進めることにやりがいを感じる人は、Webディレクターに向いていると言えます。

    マネジメントスキルがある人

    Webディレクターに向いている人の特徴2つ目は、「マネジメントスキルがあること」です。

    マネジメントスキルとは、案件の進捗管理や打ち合わせの日程確認など、案件が円滑に進むように調整をするスキルです。現場によっては他にプロジェクトマネージャーがいる場合もありますが、基本的にはWebディレクターもマネジメント業務が発生するものと考えておきましょう。  

    コミュニケーションが得意な人

    Webディレクターに向いている人の特徴3つ目は、「コミュニケーションが得意であること」です。  

    Webディレクターはクライアントとの打ち合わせが頻繁に入るため、コミュニケーション能力が欠かせません。また、社内でもデザイナーやコーダーに指示出しをしたり、案件で困ったことがあれば相談されることもあります。「コミュニケーション=クライアントとの会話」と思われがちですが、「コミュニケーション=案件に関わる人全員とのやり取り」であることを忘れないようにしましょう。またコミュニケーションが得意な人にとっては、たくさんのクライアントや現場の技術者と関われることに魅力を感じられるでしょう。

    問題解決能力が高い人

    Webディレクターに向いている人の特徴4つ目は、「問題解決能力が高いこと」です。

    Webサイトの課題を見つけて、それをどのように解決するかを考えて問題解決に取り組むのもWebディレクターの役割です。そのためには、アクセス解析や統計学のスキルが求められることもあり、常にサイトをよりよいものへ改善する力が問われます。また、Webの知識以外にも、アクシデントがあった際にどのように対応するか、クライアントに最善の提案ができるかといった力も重要です。これらの力は実務を通して身に付くものなので、Webディレクターとしての業務経験が問われます。  

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    Webディレクターにおすすめの資格

    ここからは、Webディレクターにおすすめの資格を紹介します。IT系の資格はいくつもありますが、特にWebディレクターに関係する資格は以下の通りです。

    Webディレクターにおすすめの資格

    • Webディレクション検定
    • Webリテラシー検定

     

    Webディレクション検定

    Webディレクション検定は、Webディレクションのスキルそのものを問う検定です。  

    受験資格 なし
    受験料 10,000円+税
    資格有効期限 2年間

    受験がおすすめな方

    • Webディレクター、プロジェクトマネージャー、コンテンツディレクター
    • Webサイトの運営・更新業務を担当される方
    • 今後Webディレクション業務に関わる予定のある方

    問題は公式テキスト『ウェブの仕事力が上がる 標準ガイドブック3 Webディレクション第3版』を中心に出題されるため、受験を検討している方はこのテキストを中心に勉強するとよいでしょう。  

    Webディレクション検定公式サイト

    Webリテラシー試験

    Webリテラシー試験は、Webに関わる仕事を構成するデザイナー、ディレクター、プロデューサーに関わる知識を問う検定です。  

    受験資格 なし
    受験料 10,000円+税
    資格有効期限 2年間

    受験がおすすめな方

    • これからWebに関わる仕事への就職・転職を目指す方
    • 発注者としてデザイナーやディレクターなどの専門職と仕事をされる方
    • デザイナーやディレクターとして働いており、仕事の幅を広げたい方
    • ビジネスパーソンとして、Webを活用するための標準的な知識を必要とする方
    • ほか、Webリテラシー(Webに関する標準知識)を必要とするすべての方

    試験勉強は公式テキスト「ウェブの仕事力が上がる 標準ガイドブック1 Webリテラシー第3版」と、公式問題集「PDFダウンロード版 Webリテラシー問題集 第3版対応」を使って勉強しましょう。  

    Webリテラシー試験公式サイト

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    Webディレクターの年収

    Webディレクターを目指す方にとって、収入面も気になるところでしょう。  

    求人ボックスの調査によると、2021年12月時点でのWebディレクターの平均年収は約496万円です。初任給は24万円程度で、関東の給与水準が高い傾向にあります。全体的な給与幅は319〜810万円ですが、ボリューム層は441〜503万円であるため、平均的な給与幅は400万円半ばから500万円前半であると考えられます。

    引用元:給料ボックス 給料ナビ

    またWebデザイナーの平均年収が約449万円であることから、Webデザイナーからのキャリアアップ、給料アップを狙ってWebディレクターを目指すのもおすすめです。

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    Webディレクターになるにはどうすればよいか

    ではWebディレクターになるためには、どのような手順を踏めばよいのでしょうか。さまざまな方法がありますが、基本的には以下の2パターンが王道です。  

    Webディレクターになる手順

    • コーダーやデザイナーとして実務経験を積む
    • アシスタントとして経験を積む

    コーダーやデザイナーとして実務経験を積む

    1つ目は、「コーダーやデザイナーとして実務経験を積む方法」です。

    Webディレクターと言えど、デザインかコーディング、もしくはその両方の技術が求められることがあります。また、デザイナーやコーダーを仕切る立場であることから、自ら技術者としての経験があると、ディレクション業務が円滑に進められます。そのため、コーダーやデザイナーなど技術者として3年ほど経験を積んでから、Webディレクターにキャリアアップするのが一般的な方法です。

    アシスタントとして経験を積む

    2つ目は、「アシスタントとして経験を積む方法」です。

    アシスタントであれば未経験でも雇用されるチャンスがあり、業務を経験する中でワイヤーフレーム作成などに携わりながらスキルを身に付けられます。Webデザインやコーディングのスキルを求められることも多く、独学もしくは現場のデザイナーやコーダーと関わりながら知識を吸収できる環境だと成長につながるでしょう。

    Webディレクターは現場の責任者であり、Web制作には欠かせない職種

    今回はWebディレクターの仕事内容、向いている人、Webディレクターになるにはどうすればよいかについて解説しました。Webディレクターは、現場の責任者として案件を取りまとめる重要な職種です。未経験からWebディレクターになりたい方、Webディレクターへのキャリアアップを狙っている方はぜひ、本記事を参考にしてみてください。

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