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ロボットエンジニアになる方法って?業務の魅力や必要な技術について徹底解説!

2023.10.03更新

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この記事を書いた人

機電系専門ライター Div.長谷川

長谷川

FREE AID編集部 機電系専門ライター Div.
アナログ回路設計・営業を経験した後ライター&ディレクターとして独立。
電気電子・ITジャンルを得意とし、正確で分かりやすい情報の発信を行っています。

日常生活における様々な機械を生み出す「ロボットエンジニア」は専門性の高い仕事ではありますが、手に職をつけたい方の間で高い注目を集めています。そこで今回は、今注目のロボットエンジニアの業務内容・魅力についてご紹介しましょう。

ロボットエンジニアの仕事内容とは?

①ロボットのセンサー設計・開発

 

1つ目は「ロボットのセンサー設計・開発」という仕事内容です。ロボットに搭載されるセンサーは、人間でいう目や耳にあたる重要なパーツであり、必要な情報を正確に感知・認識するために必要になります。例えば、家電に多く取り入れられる光センサー・温度センサー、電子機器に搭載されるマイクロフォンなどが有名です。

センサーの開発・構築が上手くできていないと、ロボットが正しく稼働しません。そのため、センサー開発業務を担当するエンジニアは、どのような機能を持つセンサーを取り入れるかをしっかりチェックしておくことが大切です。センサーは様々な家電・電気機器に搭載されているため、日常生活の充実に貢献できる点が業務の魅力といえます。

②ロボットの知能・制御プログラムの開発

 

2つ目は「ロボットの知能・制御プログラムの開発」という仕事内容です。知能・制御プログラムは、人間の頭脳にあたる部分のことで、センサーを通して得た情報をどのように解析し、処理するかをロボットに教える職種にあたります。

特に昨今は、AIや機械学習を取り入れたロボット・家電も多く展開されていることもあり、エンジニアの現場でも高い注目を集めている業務の1つです。最新家電の開発プロジェクトや、最先端の技術にいち早く触れられる点が業務の魅力といえます。

③ロボットの駆動部分の設計・開発

 

3つ目は「ロボットの駆動部分の設計・開発」という仕事内容です。人間でいう手足にあたる部分の開発を担当し、歩く・掴むなどといったアクションのプログラムを構築します。その後、状況やプログラムの内容に合わせて正しく作動するかを簡単にチェックすることも少なくありません。

④試作ロボットのテスト稼働

 

4つ目は「試作ロボットのテスト稼働」という仕事内容です。「テストエンジニア」とも呼ばれる仕事で、完成した試作ロボットが、プログラム・機能イメージ通りに稼働するかをチェックする職種にあたります。上手く稼働しなかった・稼働時にエラーが出たなどの問題があれば担当エンジニアが原因を究明し、各工程の担当者に報告するなどが主な業務です。

他のエンジニアの業務のように、直接開発を担当するわけではありません。しかし、ロボットが正しく機能しているかを細部までチェックしないと、実際に製品を発売した際に、誤作動を起こしたり、使用者にケガを負わせてしまったりする場合もあります。そのため実際の現場では、エンジニアとユーザーの2つの目線から、客観的にロボットの機能性を見極める力が必要です。

ロボットエンジニアの仕事の魅力は?

①自分が作ったロボットが誰かの助けになる

 

1つ目は「自分が作ったロボットが誰かの助けになる」という魅力です。ロボットと一言で表しても、工業用や医療用のものから、スマートフォン・家電などといった日常生活に密着したものまで様々な種類が存在しています。そのため、エンジニアが開発したロボットが、様々な分野・シーンにおいて多くの人の生活をサポートしたり、より充実させていくなかで、社会やユーザーに貢献していることを実感できる点が魅力です。

②仲間と一緒に1つのロボットを作り上げる

 

2つ目は「仲間と一緒に1つのロボットを作り上げられる」という魅力です。ロボットエンジニアの仕事は多種多様で、決してたった1人でできるものではありません。実際の現場では、ロボットのパーツや開発工程に分かれてグループで作業を行ったり、他部署・職種の人や海外の開発者と連携してプロジェクトを進めたりすることがほとんどです。

そのため、1人で開発をしている時よりもチームワークや連携することの大切さ・楽しさを実感できます。仲間と1つのプロジェクトを完遂させた時の達成感は、今後のロボットエンジニア業務のやりがいにも繋がる点もポイントです。

③最先端技術に直に触れられる

 

3つ目は「最先端技術に直に触れられる」という魅力です。世の中では、新しい機能・性能を持った機械が次々と登場しています。そのためロボットエンジニアは、常に新しい機能・開発技術に対する理解を深めていないと、時代のニーズに合っていないロボットが出来上がってしまうことも少なくありません。

最先端の技術・機能のリサーチができるだけでなく、実際にロボット技術者として最新の技術を用いて開発に携われるという点は、実際にロボットエンジニアとして働くことでしか味わえない魅力といえます。新しいもの好き・技術の発展に興味がある方にはぴったりな業務です。

ロボットエンジニアを目指す上で必要な技術・重要スキルとは?

①電気・電子工学の知識

 

1つ目は「電気・電子工学の知識」です。ロボットエンジニアの業務のなかでも、特にロボットに搭載するセンサー・モーターなどといった、稼働時の基盤となる部品を設計する時に必要なスキルになります。電気工学は主に電気・磁気に関する学問、電子工学は電気・電子の性質や流れに関する学問です。

どちらも、ロボットエンジニアの業務において、ロボットを正しく稼働させるために必要な知識であり、物理法則は数式で表すことから、数学の知識と合わせて習得することが必要です。実際にロボットエンジニアとして就職・転職する時に、電気・電子工学の知識があることをアピールしたい場合には「機械設計技術者試験」や「機械設計技術者試験」などの資格を取得しておくと良いでしょう。

②数学の知識

 

2つ目は「数学の知識」です。電気・電子工学などの知識を理解するうえで必要であり、実際の現場ではロボットの知能・制御プログラムを構築する時に活用されます。数学のなかでも、特にロボットエンジニアの現場で必須とされているのが、以下の表でまとめている微分積分・線形代数・統計という3つの分野です。どれもロボットを正確に動かすために重要な知識ですので、ぜひ習得してみましょう。

ロボットエンジニアの業務に必要な数学の分野一覧
  • 微分積分…温度や物体などの変化を分析・解析する分野
  • 線形代数…図形や計算の操作・高速化に関する分野
  • 統計…膨大なデータを収集・分析し、性質・傾向を導き出す分野

③機械工学に関する知識・技術

 

3つ目は「機械工学に関する知識・技術」です。ロボットエンジニアの業務全般における、必須スキルの1つとされています。実際の現場では、主にロボットの構成や駆動部分の設計をするうえで用いられており、作業・動作に対するロボットの耐久度を左右する大切な知識です。特に「機械工学の4大力学」と呼ばれる、以下の学問はしっかり習得しておきましょう。

機械工学の4大力学

  • 機械力学…機械の稼働時に発生する、変形・つり合いなどの問題を扱う学問
  • 流体力学…空気・水などの流体の運動による「流れ」を研究する学問
  • 熱力学…熱エネルギーを中心としたエネルギーの変換・変化について研究する学問
  • 材料学…機械・構造物の各パーツに生じる変形・内力の状態を解明する学問

④プログラミング技術

 

4つ目は「プログラミング技術」です。ロボットエンジニアの業務において、特にロボットの設計・プログラム構築を行ううえで必須となるスキルになっています。ロボットエンジニアの現場では、C言語(またはC++言語)を代表とした、多彩なプログラミング言語を扱うため、実際に目指す際には各会社で使われている言語を習得しておくことが重要です。

ロボットエンジニアとして就職・転職する際に、プログラミングスキルを資格としてアピールしたい場合には「情報処理技術者試験」や「Pythonエンジニア認定試験」などの取得がおすすめです。プログラミング技術をさらに磨けば、キャリアアップが期待できたり、ロボットエンジニア以外の開発の仕事に携われたりすることもあります。

⑤語学力・コミュニケーション能力

 

5つ目は「語学力・コミュニケーション能力」です。ロボットエンジニアはグループで1つのプログラム・ロボットの開発を担当することがあるうえ、プロジェクトの完遂には他の部署や職種の人ともこまめに連絡・連携することが重要になります。

また昨今は、海外の会社と共同で開発を行うことも少なくないため、英語・中国語などの言語や異文化への理解を深めることも重要です。「TOICE」や「中国語検定」などの資格を取得しておくと、ロボットエンジニアへの就職・転職時に有利になるとされています。

⑥リサーチ・アイデア力

 

6つ目は「リサーチ・アイデア力」です。ロボットエンジニアは、時代のニーズに合わせた機械を開発できるように、常に新しい技術・技術を積極的に習得する必要があります。また、実際に開発を行う際には、よりユーザーやクライアントの意向に沿いつつ、同業他社にはないものを取り入れられるように、多彩なアイデアを提案できる力・柔軟性も重要です。

ロボットエンジニアになる方法とは?

 

①大学・専門学校に進学する

 

1つ目は「大学・専門学校に進学する」という方法です。ロボットエンジニアの仕事は、取り扱う技術・知識の専門性が高く、専用の機械やソフトなどを用意する必要もあることから、短期間で習得するのが難しいとされています。

そのため、電気・電子工学を学べる大学や専門学校に進学し、必要な知識や技術を習得してから就職することがおすすめです。大学や専門学校には、実際の現場で使っているような機材も揃っているうえ、卒業後の就職支援なども利用できるため、プロのロボットエンジニアとしてのキャリアを築きたい方にもぴったりな方法といえます。

②プログラミングスクール・職業訓練制度を利用する

 

2つ目は「プログラミングスクール・職業訓練制度を利用する」という方法です。昨今は、エンジニア業界の人材不足が問題視されるなか、未経験からでもエンジニアとして就職できる講座・制度も多く存在しています。プログラミングスクールは、必要な知識をオンライン上で習得できるため、時間や場所を選ばずに学習ができる点が魅力です。

職業訓練は、就職時に必要な知識・技術の習得をサポートする公的制度であるため、基本的には無料で受講可能です。どちらも専門知識の習得だけでなく、終了後のキャリアサポートも利用できるため、異業種からの転職・未経験からの就職を考えている方にもおすすめできます。

③テキスト・書籍で知識を身につけてから就職する

 

3つ目は「テキスト・書籍で知識を身につけてから就職する」という方法です。昨今は、ロボットエンジニアに必要な知識・技術が分野ごとに集約されたテキストも数多く展開されています。そのため、独学でイチから習得するのはもちろん、自分に不足している知識・技術を独学で補うことも可能です。

未経験者であっても、書籍で知識を身につけてから「未経験OK」の求人などに応募・採用されれば、ロボットエンジニアとしてのキャリアを築くことが可能です。独学で習得したい方・知識のアップグレードをしたい方にはぴったりな方法といえます。

ロボットエンジニアが活躍できる職場・職種とは?

①産業用ロボット関連企業

 

1つ目は「産業用ロボット関連企業」です。主に農業や漁業・工場などで使われるロボットや機械の開発を担当します。設計・開発に関するスキルだけでなく、各分野・業種に携わる人への理解・コミュニケーションも必要となるため「様々な業界の人と一緒にロボット開発を行いたい」という方におすすめの職場です。

②IT系企業

 

2つ目は「IT系企業」です。日常生活において必須といえるスマートフォン・パソコンなどの電子機器や周辺機器・通信環境などの開発や整備を担当します。ロボット本体の設計というよりも、機械を構成する様々なパーツの構築が業務の中心であり「身近な機械の開発に携わりたい」という方におすすめです。

未来を切り拓くプロのロボットエンジニアを目指そう!

ロボットエンジニアは、私たちの生活を豊かにしてくれる大切な仕事であるため、将来的にはより高い注目を集めることが予測できます。これからロボットエンジニアへの就職・転職を考えている方は、ぜひ今回ご紹介した内容を参考に、プロのエンジニアを目指しましょう。

電子工学・電気工学の専門知識が欲しいときは

電子回路の知識や組み方を勉強し、自分でものづくりができれば良いですが、知識や技術を身に着けるまでにはやはり時間がかかります。しかし、機電系のエンジニアは会社に属していることが多く、頼みづらいと思うこともあるのではないでしょうか。
電子工学や電気工学の専門的な技術・知識が欲しい!という方におすすめなのがFREE AIDです。

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