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機械設計者が取得したいおすすめの資格14選!必要なスキルやレベルも徹底解説!

2023.10.01更新

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この記事を書いた人

機電系専門ライター Div.長谷川

長谷川

FREE AID編集部 機電系専門ライター Div.
アナログ回路設計・営業を経験した後ライター&ディレクターとして独立。
電気電子・ITジャンルを得意とし、正確で分かりやすい情報の発信を行っています。

様々な機械を生み出す機械設計者は、日常生活においてなくてはならない仕事。業務の1つひとつが専門的であることから、様々な資格を持っておくことで、より現場で活躍できる人材に近付けますよ。今回は、機械設計者が取得したいおすすめの資格をご紹介します。ジャンル別にまとめていますので、ぜひご覧ください。

この記事の目次

機械設計者に必要とされるスキル・能力とは?

①根気強さ

根気強さ

1つ目は「根気強さ」です。機械を実際に完成させるまでには、様々な工程に加えて、幾多もの試作・評価・試行錯誤を繰り返す必要があります。

そのため、物事に飽きやすい人では、機械が完成する前にアイデアが頓挫してしまう場合も少なくありません。その点、ミスをしてもあきらめない、根気強さを持つ人の方が、より機械設計者に向いているといえます。

②PCスキル

パソコンスキル

2つ目は「PCスキル」です。昨今の機械設計の現場では、主にCADやCAMなどといった、専門的なPCツールを活用する機会が増えています。そのため、パソコンに関する高い運用スキルはもちろん、各ツールに関する知識・技術を持っていると、就職や実務でより有利と言えます。

③コミュニケーション能力

コミュニケーション

3つ目は「コミュニケーション能力」です。機械設計者は基本的に、設計図を作成する仕事を担います。しかし、ただ設計データを作成できるだけでは、クライアントのニーズに合わせたアイデアを生み出せません。そのため、企業がどのようなコンセプトで、機械を展開・使用するのかを、普段のコミュニケーションからキャッチする必要があります。

コミュニケーション能力があれば、相手のニーズを聞き出せるだけでなく、クライアントと良好な関係性を作りながら作業できます。

④論理的思考

論理的思考

4つ目は「論理的思考」です。たとえ幅広い知識・技術を持っていても、必要な場所で活かせていなければ意味がありません。特にチームで機械設計を行う場合、複数の設計士と話し合いながらアイデアを構築していくこともあります。

この時、論理思考ができていないと、多彩な考え方や知識に振り回されてしまい、上手くアイデアをまとめられなくなることも。そのため、得た知識や案を上手く反映できるようにするためにも、論理的思考は大切です。

【基本・必須スキル】機械設計者が取得したいおすすめの資格3選!

①2次元CAD利用技術者試験

機械

1つ目は「2次元CAD利用技術者試験」です。機械設計者が持つべき基本スキルである「CAD」のうち、2D化させた設計図面・デザインの表現技術をチェックできる資格と言えます。受験級は基礎・1級・2級の3種類が存在しており、2級までは受験資格の制限がないため、誰でもチャレンジ可能です。

これから機械設計者を目指す人の場合は、基礎知識や技術の定着具合が確かめられる基礎・2級試験で腕試ししてみましょう。実際に現場で活躍しようと考えている方は、1級資格を持っておくと、よりニーズに合った図面作成ができるとして、重宝されます。

②機械・プラント製図技能士(機械製図CAD作業)

設計

2つ目は「機械・プラント製図技能士(機械製図CAD作業)」です。機械・プラント製図技能士は3つの分野に分かれており、この資格は図面作成時に必要な機械の扱い方、加工や設計知識を認定する資格となっています。

受験級は1級・2級・3級の3つに分かれており、機械の組み立て図から部品図を作成する難易度の高い試験内容が特徴です。合格率は25%前後と低く、より専門的な業務に携わりたい方におすすめです。

③機械・プラント製図技能士(機械製図手書き作業)

パソコン手書き

3つ目は「機械・プラント製図技能士(機械製図手書き作業)」でコンパスや用紙を使った、アナログな製図技術に関する資格です。CADや機械製図をするにあたってベースとなる技術が詰まっているため、機械設計者を目指すうえでは習得しておきたいスキルといえます。

【業務中に便利】機械設計者が取得したいおすすめの資格3選!

①3次元CAD利用技術者資格

立体

1つ目は「3次元CAD利用技術者資格」です。CAD関連の資格のなかでも、3次元CADの活用や表現技術の習得度合をチェックできる資格です。受験級は2級・準2級・1級の3つに分かれており、級が上がるとともに、試験内容はより専門的で多彩になる点が特徴です。

3次元CADシステムは、機械の設計・製造のベースとなる業務になるため、更なるスキルアップを目指したい方におすすめの資格と言えます。取得の際には、先程ご紹介した「2次元CAD利用技術者試験」と一緒に挑戦することで、より現場で活躍する人材を目指すことができそうです。

②機械設計技術者

設計

2つ目は「機械設計技術者」で日本機械設計工業会が実施する民間試験であり、設計技術のスキル向上を目指す人におすすめの資格です。1~3級という3つの受験級に別れており、3級は機械工学科修了、2級は業務を担えるレベル、1級は業務指導ができるレベルに該当しています。

試験では実用的な機械設計の能力が試され、試験内容は級によって段階的に設定されている点も魅力的と言えます。これから機械設計者を目指す人はもちろん、自身のスキルレベルをチェックしたい人にもぴったりです。

③危険物取扱者資格

危険物

3つ目は「危険物取扱者資格」でガソリンや灯油・軽油などといった、危険物の特性を熟知した者が取得できる資格です。機械のなかでも特に熱機関系を中心とした、より専門的なジャンルの設計に携わりたい場合におすすめの資格と言えます。

【さらに上を目指す人向け】機械設計者が取得したいおすすめの資格4選!

①技術士(機械部門)

歯車

1つ目は「技術士(機械部門)」です。技術士は、技術士法に基づいた高度な専門知識・技能を持つ者に与えられる国家資格です。専門分野は機械・化学・建設などといった、全21部門が存在しており、取得には高いレベルの技術や豊富な実部経験が必要とされています。

機械設計者を目指す場合、より専門的で重要な業務を担当できるようになることから、現場でもかなり重宝されています。試験は一次・二次という構成になっており、合格率は約18%前後とかなりハイレベルな資格です。

なお、一次試験合格者は「技術士補」となる資格を与えられる点もポイントで、登録手続きを踏むことで現場にて技術士の業務サポートに携われるようになります。次回、再び試験に挑戦する時には一次試験が免除となるため、機械設計者として、より多彩な業務にチャレンジしたい方にはぴったりな国家資格です。

②機械・プラント製図技能士(プラント配管製図作業)

配管

2つ目は「機械・プラント製図技能士(プラント配管製図作業)」でベースとなる平面・立体設計図をもとに、配管組立図を作成する技術を認定する資格です。

CADの知識だけでなく、完成形や使用方法を想定して配管する技術も身に着けられるため、さらなるスキルアップにはぴったりです。

③計算力学技術者資格

計算

3つ目は「計算力学技術者資格」です。製品の開発効率や性能・安全性の向上に関する資格で機械設計者が持っておくことによって、設計から品質チェックまでの幅広い業務を担えるようになります。

④技術士(総合技術監理部門)

管理

4つ目は「技術士(総合技術監理部門)」です。全21種類の技術士資格の分野のなかでも、最上位にあたります。各分野の専門知識はもちろん、広い視野やマジメント能力が試される点が特徴です。

機械設計においては、総監督・アドバイザーとしての業務に携われるため、社内外問わず評価されやすい傾向にあります。

【転職者向け】機械設計者が取得したいおすすめの資格4選!

①CAD実務キャリア認定

キャリア

1つ目は「CAD実務キャリア認定」です。CADシステムを活用する際に必要な技術・技能を認定する資格。他の資格よりも難易度が易しく、受験資格の制限がないことから、機械設計者を目指している学生・転職者にもおすすめです。

また、本格的にCADのスキルを磨きたい人の足掛かりにもぴったりです。

②電気主任技術者

電気工事

2つ目は「電気主任技術者」です。電気設備の配線や保安監督などを行うために必要な資格で、第一種から第三種までの3種類が存在しています。

機械設計者が持っておくことで、実際の配線・設置方法をイメージしたうえで設計できるようになる点がポイントです。よりエンドユーザーのニーズに合った図案を作成しやすくなります。

③施工管理技士

施工管理技士

3つ目は「施工管理技士」です。主に建設・電気・土木などといった工事の管理や安全・品質保持に関する国家資格で、機械設計の業務に直接的な関係はありません。

ただ請け負える業務の規模・範囲をさらに広げられることから、現場ではかなり注目される資格の一つです。

④電気通信主任技術者

通信技術者

4つ目は「電気通信主任技術者」です。電気通信設備の工事・運用管理に関する資格で、伝送交換・線路という2つの分野の試験が存在します。

電気主任技術者と同様、実際に機械を導入・工事する時のことを考えた設計図の作成に繋がる点が魅力といえます。IoT関連機器の設計に携わりたい方にはおすすめの資格です。

機械設計者が資格を持っておくことのメリットとは?

①より多彩な仕事・作業に携われるようになる

パソコン仕事

機械設計者になるにあたって、必須となる資格はありません。しかし実際の機械設計の業務では、手書きの設計図作成だけでなく、PCソフトを使った図案の立体化や配管・配線図などといった、多彩な工程が存在しています。

そのため、たとえ同じCAD関連の資格でも、2次元・3次元の両方を取得しておくことで、より多彩な作業に携わることができます。

②給料アップに反映されることがある

給料アップ

機械設計者は、あらゆる機械のベースを作ってくれる貴重な人材です。そのため会社によっては、特定の国家資格・スキルを持っていることで、より責任のある業務を任されるチャンスがあります。

責任重大な仕事に携われるようになると、給料アップにもつながる可能性も見えてきます。

③アイデアの幅が広がる

会議

機械設計者になるには、膨大な専門知識・技術が必要です。しかし「ただ機械の設計図が書ける」だけでは、たとえ機械設計者になれても、クライアントからの評価に繋がりにくい傾向にあります。

実際の現場では、クライアントやユーザーのニーズに合わせて、柔軟に機械設計するスキルが必要になります。そのため、機械設計に直接関係しない資格であっても、幅広い知識を持っておくことで、アイデアの幅を広げることができます。

資格を取得してワンランク上の機械設計者を目指そう!

機械設計者は、特定の資格がなくても始められる仕事です。しかし業務内容が専門的であるため、様々な資格を取得することでより現場で活躍できるようになります。機械設計者になりたい人は、ぜひ今回ご紹介した資格を取得して、ワンランク上の人材を目指しましょう。

電子工学・電気工学の専門知識が欲しいときは

電子回路の知識や組み方を勉強し、自分でものづくりができれば良いですが、知識や技術を身に着けるまでにはやはり時間がかかります。しかし、機電系のエンジニアは会社に属していることが多く、頼みづらいと思うこともあるのではないでしょうか。

電子工学や電気工学の専門的な技術・知識が欲しい!という方におすすめなのがFREE AIDです。

 

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